気楽に語ろう☆ 創価学会非活のブログ☆

創価学会の元非活メンバー(現在は退会済み)による語り

2022-01-01から1年間の記事一覧

世代毎でバラバラの教義前提。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて今まで正しいと信じ込んできたものが、創価学会や大石寺では次々と変わっています。教学試験が良い例で、かつては「宗教の五綱」や「六巻抄」など、かつては真剣に学ばせていたものが、どんどん廃止になっていま…

福運の用例も出典もわからない。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて以前にブログで書いたことですが、「福運」という言葉は、日蓮が遺文中で書かれたことが一度もない用例です。「福運について」https://watabeshinjun.hatenablog.com/entry/2017/01/14/064452現場ではよく使われ…

創価学会が公式に「法華経の敵」とするのは大石寺宗門である。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて私は既に創価学会非活から退会を選び、また日蓮正宗等の大石寺系の一切の信仰からも離れています。今は日蓮からも離れて、親鸞の教えを少しずつ学んでいるところです。ブログの趣旨から少し離れるので、親鸞や念…

創価・大石寺系の分派と諍いの果て。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて、私はこのブログ中で、何度となく「どこかに日蓮の正統がある」とか「宇宙に常住の法がある」とか「正統な血脈を純粋に受け継いだ教団がある」という正統派論争の考え方を否定しています。そのような無意味な正…

集合住宅の会員宅でのかつての座談会。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて、私が小さな子どもの頃の記憶ですが、創価学会の会合はほとんど拠点の会員宅か、日蓮正宗の寺院で行われていました。各方面に会館が整備されるのは正本堂建立以降ですから、昭和50年代過ぎに少しずつ方面会館が…

最初から結論ありきで書かない姿勢。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて、私はこのブログで、創価学会や大石寺の批判をしますが、非難中傷ではなく、なるべく冷静に書こうと努力しているつもりです。それがなぜかといえば、私はかつて原理主義的とも言うほど池田大作に心酔し、活動に…

南原繁の「人間革命」の借用。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて「人間革命」という言葉は本来、東京大学の南原繁氏によって唱えられたものなのですが、戸田城聖氏はこれを借用して用いることになります。戸田城聖氏の巻頭言集には以下のように書かれています。「かつて、東大…

四菩薩を伴った久遠実成如来の仏像造立。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて、先日、白蓮阿闍梨日興の文献である『原殿御返事』によれば、日興が師である日蓮の「出世の本懐」を「南無妙法蓮華経の教主釈尊久遠実成如来の画像」と述べています。「日蓮出世の本懐は『南無妙法蓮華経の教主…

地区幹部不在の状況。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて、地方の創価学会組織の現状の声をあちこちから聞くにつけ、その如実な衰退ぶりに驚くことが多いです。何せ支部長が転居して不在になったり、全地区の地区女性部長が不在だったり、白ゆり長(ブロックの女性部長…

同穴の貉。

いつもみなさん、ありがとうございます。最近、おもしろかったことなんですが、日蓮正宗の法華講信徒さんで、創価学会批判をさんざんやっている方がたまたま私のブログを見つけ、「これはいい」とばかりにいろんな人に紹介したら……私のブログを読んで日蓮正…

初座で鈴を打たない理由。

いつもみなさん、ありがとうございます。ところで、みなさんは「五座三座の勤行」って覚えているでしょうか。大石寺の法華講信徒さんは今もやられている方がいると思いますが、創価学会の信徒さんの方は多くが忘れているでしょう。法華経方便品十如是と寿量…

日有『連陽房雑雑聞書』での讃文について。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて日蓮正宗大石寺系教団の本尊の左右両肩には讃文として「有供養者福十号」「若悩乱者頭七分」が書かれるのですが、古来、大石寺の法主では開山の日興、6世日時らは「讃者積福於安明」と「謗者開罪於無間」も加えて…

思想信条の自由、そして原理主義的態度のこと。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて心ある読者の方々には多く、ご理解頂けていることなのですが、私は思想・信条の相違については認めています。自分の思想と違うからそれらを認めないということはしません。なぜなら思想・信条の自由は日本国憲法…

指導者に委託される権限と指導者の条件。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて、創価学会の現在の会則の第3条では、牧口常三郎、戸田城聖、池田大作の三代の会長は「永遠の師匠」という扱いになっています。ところで、かつて池田大作氏は、アーノルド・トインビーとの対談中で、民主主義体制…

自身の無知を誇示する傾向。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて、私はTwitterアカウントも持っているのですが(詳しくはプロフィールをご覧ください)、Twitter上で最近、創価学会の原理主義的な信徒さんから絡まれることが時々あります。私などは悪く言われることに慣れてし…

池田大作の生命尊厳の思想は法華経薬王品と矛盾する。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて、先日の記事では法華経薬王品から、自身の身を犠牲にして法華経に供養する姿勢が説かれたことを書きました。「身を供養することが説かれる法華経薬王品」https://watabeshinjun.hatenablog.com/entry/2022/01/21…

正法護持のための軍事武装。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて、このブログでは何度となく指摘させて頂いていますが、日蓮や日興における「折伏」の用例には、現在使われているような「布教」の意味はほとんどなく、どちらかというと「神仏や為政者による他宗派への弾圧・処…

不軽菩薩の精神から見れば。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて非活から退会を選び、あらゆる大石寺系教団から離れた私ですが、相変わらず創価学会や日蓮正宗の一部の信徒さんからは文字通り「罵詈雑言」を浴びせられることが多いです。一部紹介すると「バカ」「アホ」「人格…

浄土宗弾圧を容認する日蓮。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて日蓮の『立正安国論』には、比叡山からの法然への死後の批判として、いわゆる「嘉禄の法難」のことが書かれています。まず「嘉禄の法難」とはどういうものかを簡単に説明しましょう。嘉禄3年(1227年)、法然の死…

身を供養することが説かれる法華経薬王品。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて法華経を「生命の尊厳を説いた経」だと勝手に創価学会は言っておりますが、そもそもそんな根拠はありません。宝塔を五大と捉えるのは、覚鑁の思想であり、そもそも『阿仏坊御書』は真蹟不存です。また『阿仏坊御…

必要ない人たちと関わらない。

いつもみなさん、ありがとうございます。こんなブログを書いて、もう5年以上も経ちますが、書くたびに創価学会や日蓮正宗の信徒さんから悪口雑言、罵倒されることばかりでした。今もそうです。でも全然平気です。なぜかと言えば、私は別にもう創価学会とも日…

『百六箇抄』奥書に見る「出世の本懐」

いつもみなさん、ありがとうございます。さて、先日は日蓮の「出世の本懐」について、日蓮門下の日興の『原殿御返事』によるなら、「出世の本懐」は「南無妙法蓮華経の教主釈尊の如来の画像」と述べられていることを記事に書きました。意外とこの記事は反響…

佐々木交賢氏の学的誠実さと真理を愛する姿勢。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて、私は創価大学出身であり、さまざまな方と出会ってきたことが精神的な財産となっています。優秀な学生や先輩方、また教授陣に出会うことができて、今になってその学恩に感謝することも多いのです。その中で忘れ…

本を読むこと。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて、私はすでに創価学会からも日蓮正宗からも離れています。元活動家としてかつてはバリバリに宗教活動をしてきましたが、果たして意味があったでしょうか。思い返してみて、意味があったと思うのは二つだけです。…

『当体蓮華抄』と『十八円満抄』

いつもみなさん、ありがとうございます。さて先日の記事、「最蓮房宛ての日蓮遺文について」の続きです。「最蓮房宛ての日蓮遺文について」https://watabeshinjun.hatenablog.com/entry/2022/01/09/000000上の記事では、創価学会版御書全集に収録されている…

悪役扱いされた忍性。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて先日の聖教新聞(R4.1.9)の12面には「子どもと学ぶ日蓮大聖人の生涯」と題した記事が載っていました。この絵を見て、私は非常な違和感を覚えました。みなさんはどう感じるでしょうか。日蓮と極楽寺良観(忍性)…

日蓮出世の本懐は「南無妙法蓮華経の教主釈尊久遠実成の如来の画像」である。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて「出世の本懐」とは、仏がこの世に出現した目的の意味として、語られることが多いのですが、創価学会や大石寺は『聖人御難事』の「余は二十七年なり」の一文から、それらが「弘安2年に果たされた」とか「それこそ…

『授職灌頂口伝抄』と『得受職人功徳法門抄』の扱い。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて先日のブログで書いた、最蓮房宛の日蓮遺文についての続きです。「最蓮房宛ての日蓮遺文について」https://watabeshinjun.hatenablog.com/entry/2022/01/09/000000先日の記事では最蓮房宛の遺文全てに日蓮真蹟が…

創価学会と創価大学は別のもの。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて新年早々、聖教新聞は箱根駅伝での創価大学チームの力走を讃える記事が目立ちました。それはそれで構わないことですし、頑張っている創価大学の駅伝チームを、卒業生としては誇らしく思う気持ちもあります。ただ…

編集方針のわからない新版御書。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて2021年11月18日に創価学会は、新版の日蓮の御書全集を発刊しました。この御書全集、いちおう凡例はあるのですが、そもそも底本を何にしているのか全く記載がないんですね。画像を挙げますが、凡例の最初に「収録…