気楽に語ろう☆ 創価学会非活のブログ☆

創価学会の元非活メンバー(現在は退会済み)による語り

2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧

捃拾説による薬王品以下の曲解。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて以前にも少し書いたことですが、法華経は嘱累品第22で一度、虚空会が閉じられ、閉幕します。ところが、これが厄介なところで、本来の法華経の構成は嘱累品が最後に置かれていました。つまり漢訳法華経は意図的に…

日精は自身を大石寺「18世」と考えていた。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて大石寺の法主、日精についていろいろ書いていますが、私は日精を「大石寺18世」としています。現在の日蓮正宗・大石寺宗門は公式に日精を「17世」としています。しかしながら私はある時期から、日精は「18世」と…

敬台院と日精の確執。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて、大石寺18世の日精、そして当時大石寺を自身の菩提寺にするために資金援助を惜しまなかった敬台院とは、当初良好な関係だったのですが、次第に関係が悪化していきます。少し前の記事では、そもそも大石寺におけ…

母の考えた本質とは。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて、私はブログで以前から、今は亡き自分の母について何度か書いています。「在りし日の母を思って。」https://watabeshinjun.hatenablog.com/entry/2018/09/08/000000「母の言葉を。」https://watabeshinjun.haten…

仏像建立は敬台院の意向。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて今回は昨日の続きとなります。大石寺の実質的な18世である日精と敬台院との関係、造仏の事実についてです。以前の記事を少し読まれるとよいかもしれません。「敬台院と日精のこと。」https://watabeshinjun.haten…

日精と日舜。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて、大石寺の唯授一人の血脈相承というものは、史料を丹念に見ていくと何度か切れていることがわかります。このことはブログでもよく書いています。「大石寺7世・日阿のこと。」https://watabeshinjun.hatenablog.c…

妄執と執着。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて原始仏典では執着から離れることをどのように説いているのか、今回はこの辺を『スッタニパータ』から考えてみたいと思います。『スッタニパータ』514節には次のように説かれています。「師は答えた、『サビヤよ。…

自力と他力と。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて私は親鸞の他力の思想をとても大切に考えている者なのですが、だからと言って別段、特に自力の姿勢を否定しているわけではありません。例えば以前、ブログでも書きましたが、法然は自身が病気になった際にそれを…

折伏推進指導会って。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて大石寺では今年の3月22日、23日の2日間にわたって「折伏推進指導会」というものが行われました。これには100寺以上の末寺住職が呼び出されまして、全体会で布教数上位の寺の活動報告を聞いた後、個別に宗務院役僧…

細井日達と人間革命。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて、昭和52年路線で在家主義的な主張をし出した創価学会は、「人間革命は現代の御書」とか「創価学会の会館こそ現代における寺院の意義」等と言い出し、結果として第1次宗創問題を惹起することとなります。この中で…

良心の呵責。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて今の創価学会員さんはわからないかもしれませんが、かつて創価学会は日蓮正宗の信徒団体として、他宗派のことを「邪宗」と呼び、非難中傷を平気でしていました。例えば他宗派の人が病気や事故になろうものなら「…

創価学会草創期の日寛本尊。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて、創価学会で授与されている本尊は栃木県浄円寺所蔵、大石寺26世・堅樹院日寛書写の本尊になります。何年も前の話になるのですが、創価学会からも日蓮正宗からも遠ざかっていた生前の父と関係が戻った折、この創…

「代々の聖人悉く日蓮なり」とは。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて今回は、大石寺の狂信的な一部の法華講さんが使いたがる文章を取り上げてみたいと思います(とりわけ妙観講さんが多いかもしれません)。前回は「相伝に有らざれば知り難し」というものでした。「『相伝に有らざ…

生活革新同盟倶楽部と創価光学レンズ製作所。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて今回は高橋篤史氏の『創価学会秘史』(講談社、2018年)の内容から、牧口常三郎初代会長の頃の創価教育学会を資金面で支えていた「生活革新同盟倶楽部」と戸田城聖の事業、そして「創価光学レンズ製作所」のこと…

4月の本部幹部会。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて最近の創価学会で不思議なことがいろいろ起こっているもので、ちょっと記事にして書いてみたいと思います。まず冒頭画像に2枚あげましたが、これは昨年発表された、創価学会の「2021年、希望・勝利の年」の年間活…

牧口常三郎の尋問調書から見る謗法払いの実態。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて、今回は「謗法払い」という教義について、書いてみたいと思います。かつて創価学会は「謗法払い」と称して、創価学会に新入会した人が、それまで持っていた信仰の仏壇や神棚、神札などを破棄したり、焼却処分し…

法華経薬王品における臨終往生。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて、法華経の各所に阿弥陀仏が出てくることは何度かブログで触れていますが、今日は具体的に薬王菩薩本事品第23から実際の文を引用してみます。「若如来滅後、後五百歳中、若有女人、聞是経典、如説修行、於此命終…

教団の延命。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて、正直な話をすると、今の創価学会とか今の大石寺系教団の動きに、今の私はあまり関心がないんですよね。「今」「現在進行形」の創価学会なり大石寺なりに、なんらかの信仰としての魅力が感じられればよいのです…

「相伝に有らざれば知り難し」って?

いつもみなさん、ありがとうございます。さて、日蓮正宗の信徒、法華講さんの活動家さんと議論をした時、史料的な論拠を提示すると大抵の場合、しどろもどろになって回答不能になるか、話を逸らすことしかできなくなります。まあ、私自身、創価学会を退会す…

源信の教えについて。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて、最近は念仏思想を学ぶことが多い私などからすると、創価学会や大石寺は法華経を否定する法然の念仏宗を毛嫌いするのはとてもよくわかるのですが、それなら「源信を学べばよいのになぁ」などと思ってしまいます…

『価値創造』で紹介されたヒトラー。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて、最近、高橋篤史の『創価学会秘史』(講談社、2018年)を読んでいて、「本当によく調べ上げたなぁ」と感心してしまいます。というのも、この本のプロローグで述べられているように、創価学会は過去の『聖教新聞…