気楽に語ろう☆ 創価学会非活のブログ☆

創価学会の元非活メンバー(現在は退会済み)による語り

2021-09-01から1ヶ月間の記事一覧

破邪顕正とは。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて創価学会の機関誌である『大白蓮華』2021年10月号を見ていて「仏法哲理の泉-折々の指導から」という記事で、「破邪顕正」と言う言葉が出てきました。近年、あまりに他宗派との対論をしなくなった創価学会の現状…

「上行無辺行」と「浄行安立行」という書き方。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて今回は大石寺66世の細井日達書写の御守り本尊の書法についてです。私の父もこの御守り本尊を持っていて、子ども心に中のものを見せてもらったことを思い出します。この書き方で非常に気になったのは、四菩薩の書…

日興讃文と近年の大石寺法主讃文の書法は異なる。

いつもみなさん、ありがとうございます。私は元広宣部あがりで、活動家時代に他宗派対策をしたせいで散々教学的に小難しいブログ記事も書いているのですが、そんな立場上、私は大石寺系の本尊画像を見ることが多かったものです。で、当時から何とはなく気づ…

個人の声としてのブログ。

いつもみなさん、ありがとうございます。私はこんなブログを書いていますが、別段宗教組織を作ったり、独自のグループを立ち上げることを考えてはいません。このブログは、あくまで私の個人の信仰の総括の場であり、私的な告白に近いところです。私は大石寺…

日法彫刻の最初仏について。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて、このブログでは、大石寺奉安堂蔵の弘安2年戒壇本尊が後世の偽造に過ぎないことを繰り返し述べています。「弘安2年の戒壇本尊は日蓮の造立ではない」http://watabeshinjun.hatenablog.com/entry/2017/01/31/0002…

書籍よりもブログ。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて最近、大石寺系信徒、とりわけ創価学会の信徒が激減していることを、いろんな方から報告を受けます。確かに高齢化のスピードは創価学会内部で急速に進んでいますので、それは予想できることなのですが、やはりこ…

富士学林大学科のこと。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて日蓮正宗大石寺には、僧侶の教育機関として「富士学林大学科」というものが存在します。富士学林大学科は、東京都渋谷区西原(小田急線の代々木上原駅近く)にありまして、これは大石寺67世阿部日顕氏により設立…

公明協会のこと。

いつもみなさん、ありがとうございます。昭和40年(1965年)10月に創価学会本部は政治資金300万円を拠出し、財団法人「公明協会」を設立しています(設立認可は昭和41年2月)。今回はこの「公明協会」のことを簡単に書きたいと思います。公明協会が解散する…

週間リズムとかつての活動。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて、私は主として青年部時代、男子部の40歳前後までバリバリの創価学会の活動家でした。40歳前後で男子部は多くが「壮年部」に移行しますが、私はこの頃に母を亡くしたことも契機となり、一切の活動から離れて、い…

正しさは相対的なもの。

いつもみなさん、ありがとうございます。多くの読者の方からアクセスをいただいて、本当に毎日感謝しています。私はこんなブログを日々書いていますが、書く度に感じるのは、自身の才能の無さです。私は教学的なことを多くブログで書きますが、いろんな文献…

宗創分離後の創価学会と大石寺。

いつもみなさん、ありがとうございます。日蓮正宗は昭和に入り、特に戦後、創価学会から教義的に強い侵食を受けます。契機は「狸祭り事件」ですが、創価学会の強烈で強引な折伏布教の態度、また謗法厳戒の姿勢など、少しずつ大石寺教義そのものに揺さぶりを…

教団専属職員の存在意義。

いつもみなさん、ありがとうございます。ところで、現在の信濃町の創価学会本部には、本部職員が存在します。本部職員とは言わば教団の専属職員といったところでしょう。一抹の疑問なのですが、そもそも宗教団体専属の教団職員とは、一体何のために必要なの…

弘安2年10月12日の日興への書状。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて大石寺蔵の「戒壇本尊」は偽作、後世の創作の可能性が高いことは、このブログで繰り返し述べています。そして戒壇本尊が建立されたという日付は、本尊自体に記されたところによれば「弘安2年10月12日」とされてい…

人事発表が報道されない聖教新聞。

いつもみなさん、ありがとうございます。実はここのところ、聖教新聞を見ていて非常に気になるところが一点ありまして、それは「幹部人事の発表を聖教新聞紙上で最近はほとんど公表しない」という点です。以前は誰が副会長になったとか、誰が総東京の幹部に…

日興書写本尊に「奉書写之」は書かれていない。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて日蓮正宗大石寺では、法主が御本尊書写の際、「奉書写之」と書いていることがあります。日蓮正宗の現在の教義に則って述べれば、これは「弘安2年造立説の戒壇本尊を書写し奉った」ということになります。大石寺で…

日寛の強調する大石寺の法水は。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて現在の創価学会が各家庭に頒布している本尊は、大石寺26世の堅樹院日寛書写の本尊の写しになります。現在の創価学会は、大石寺奉安堂蔵の戒壇本尊を「受持の対象としない」のですが、各家庭にはその戒壇本尊を写…

会館建設のこと。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて創価学会は少子高齢化が加速し、会員数が減少していると言われます。私が現役の活動家の時期でもすでに青年層の人材離れ、統監の少なさが1990年代から指摘されていまして、結局それに対して有効な打開策を出せな…

桐村泰次氏のこと。

いつもみなさん、ありがとうございます。他教団なら「教学部」というポストは最重要の筈であり、教団の柱とも言うべき存在ですが……創価学会だけはなぜかそうなりません。創価学会の歴史の中で、教学部長が最も会長に近かった時代は、原島嵩氏の頃ですが、原…

批判の自由。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて創価学会や日蓮正宗大石寺は、自分たちの教団を「批判する」ものを決して許さない、決して正当に評価しないところがあります。自分たちの教団こそ「仏意仏勅の団体」「日蓮の正統」なのであって、それを否定・批…

実像をみること、過去の過ちを認めること。

いつもみなさん、ありがとうございます。毎日楽しく生活しております。ブログ記事も大したことは書けていないのですが、たくさんの方に見て頂いてありがたい限りです。私が全く信じていないのは「功徳」と「罰」です。とりわけ「罰」は全く信じません。「気…

左京日教の代には既に板本尊は偽作されていたか。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて大石寺奉安堂蔵の弘安2年造立説の「戒壇本尊」は後世の偽作の可能性が高いことは、このブログで何度も指摘しています。「弘安2年の戒壇本尊は日蓮の造立ではない」http://watabeshinjun.hatenablog.com/entry/201…

日興の書く元号と『日興遺誡置文』の元号との矛盾。

いつもみなさん、ありがとうございます。今回は日興の用いる元号についてです。興風談所発行の『日興上人全集』では、『佐渡国法花衆等本尊聖教事』に関して、次のような注記を付けています。「『佐渡国法花衆等本尊聖教事』本状の『元弘二年』は南朝年号で…

聖教新聞の内容の軽薄さ。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて、最近の聖教新聞を読んでいると、内容の劣化が本当に痛々しくなってきます。教学的な研鑽はないに等しい。わずか数行の日蓮の遺文を、真偽の検証も何もなくただ載せ、最後の結論は「創価学会とともに」とか「池…

富士宮市の名誉市民称号の裏側。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて、創価学会の名誉会長である池田大作氏は、名誉市民称号を海外からいくつも受けておりますが、日本ではたった一つ、静岡県富士宮市の名誉市民です。 池田大作氏が名誉市民であることは、富士宮市の「市政概要」…

大石寺はかつて『日朗御譲状』を真蹟と認めていた。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて日蓮正宗大石寺では『二箇相承』(一期弘法付属書、池上相承書)を取り上げて、日蓮から日興「一人」に一期弘法の付属がされたという見解を採っています。とはいえ、この『二箇相承』は本来、北山本門寺に伝えら…

考えられない人たち。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて私は、このブログで教学的にやや難しいことも書きます。ただ自分の頭が悪いため、なるべくわかりやすく、わかったことだけを書くようにしています。と同時に、最近気をつけているのは、大言壮語にならないように…

天王堂・垂迹堂跡は御影堂周辺に存在した。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて北山本門寺には「本門寺根源」を記した「棟札」が存在し、三堂が一時に造営すべきことが記されています。これを朽木書として北山には日興が建立したとされる「法華垂迹天照大神宮」が存在します。また大石寺にも…

自力に固執しないこと。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて私は日蓮の教えから離れて、龍樹や親鸞の考え方から「念仏」を唱えることが多いのですが、「自力」と「他力」について改めて書いてみたいと思います。創価学会や大石寺法華講さんがあげる題目というのは、徹頭徹…

本尊認定の権利が教団にあるなら。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて創価学会は、2014年に教義会則を改正して、大石寺蔵の弘安2年戒壇本尊を「受持の対象」から外しました(聖教新聞、2014年11月8日付)。https://www.oubaitori.com/blog/s/2015/01/post-391.php宗創紛争後、創価学…

『一代五時鶏図』に示された釈迦仏の三徳。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて大石寺系教団では釈迦本仏説をとらず、日蓮本仏説を採用しています。日蓮は自分自身が「本仏」であると言う自覚を遺文で述べたことはなく、大石寺系教義の日蓮本仏説は後世に創作された後付け教学に過ぎないと私…