いつもみなさん、ありがとうございます。 さて今回の記事はTwitterで話題になった、『新池御書』の偽書説についてです。 創価学会や日蓮正宗の信者さんの好きな御書の一つで、彼らはよくこの御書を読んでいます。 冒頭の「うれしきかな末法流布に生れあへる…
いつもみなさん、ありがとうございます。 創価学会や日蓮正宗は「成仏」という語を使います。「成仏」「即身成仏」することが仏教の究極で、創価学会はそれを「人間革命」とかよくわからない別の言葉に置き換えて設定するのがやたら好きです。 けれど私は別…
いつもみなさん、ありがとうございます。 さて今回は『御義口伝』が後世の偽作でしかない証拠を列挙してみたいと思います。 『御義口伝』は日蓮系伝統宗派からはほぼ偽書確定と考えられています。 そこで、未だに『御義口伝』に深い思想性があると勘違いして…
いつもみなさん、ありがとうございます。 さて今回は大石寺教義で日蓮御影を本尊とする説が、歴史的にどこから始まる説なのかを考えてみたいと思います。 そもそも日蓮や日興の中で「日蓮御影を本尊とする」とした教義が存在するのでしょうか。 以前に「大石…
いつもみなさん、ありがとうございます。 さて今回は「大乗仏教」とは何だったのか、インドで生まれた釈迦の仏教から離れ、新しく生まれて中国で大成した北伝仏教について、その運動の意義や問題点を簡単に書いてみます。参考にするのは中村元の『龍樹』(講…
いつもみなさん、ありがとうございます。 さて今回は大石寺歴代法主の書写本尊の相貌と戒壇本尊との相違を検証するシリーズです。 「日興書写曼荼羅と戒壇本尊との相違」 https://watabeshinjun.hatenablog.com/entry/2018/06/10/000000 「弘安10年日興本尊…
いつもみなさん、ありがとうございます。 ところで、創価学会や大石寺系の信者さんは、日蓮系なのにほとんど法華経を読まない人ばかりです。 彼らは偽書でしかない『御義口伝』ばかりをありがたがっては、『御義口伝』またそれを利用した池田大作氏の『法華…
いつもみなさん、ありがとうございます。 さて今回は大石寺の教学の編纂を簡単に見てみたいと思います。 ブログでは各論について、検証をしてみましたが、今まで書いてきた大石寺教学、とりわけ大石寺の本仏説の変遷を歴代法主から概観してみましょう。 日蓮…
いつもみなさん、ありがとうございます。 さて今回は以前にも書いた、日蓮正宗の謎の教義「導師本尊」(導師曼荼羅)についてです。 このことに関しては以前にも何度か書いているところです。 「導師曼荼羅について」 https://watabeshinjun.hatenablog.com/…
いつもみなさん、ありがとうございます。 さて創価学会版の御書全集は、日蓮真蹟遺文だけで集成されたものではありません。当然ながら『御義口伝』『百六箇抄』『諸法実相抄』『生死一大事血脈抄』など真蹟も時代写本も存在しておらず、古来より偽書説の可能…
いつもみなさん、ありがとうございます。 最近、読者の方から連絡をいただきますが、「ブログを読んで創価学会の嘘に気付き、退会しました」「ブログを読んで日蓮正宗の欺瞞を改めて実感し、離宗しました」との多くの声を聞きます。改めてありがとうございま…
いつもみなさん、ありがとうございます。 さて今回は創価学会版の現在の新版御書全集の収録遺文の目録に関して考えてみたいと思います。 旧創価学会版は、いわゆる堀日亨編集版で、かつては「大石寺版」と言われていました。現在の大石寺版御書は「平成新編…
いつもみなさん、ありがとうございます。 さて今回は日蓮の弟子である「六老僧」で日興と他の5人は本当に対立していたのかという検証です。 日興は確かに民部日向と対立したことは諸文献から間違いないのですが、実は他の4人の老僧たちとは全く対立していな…
いつもみなさん、ありがとうございます。 今回は『生死一大事血脈抄』が偽作であることについてです。 『生死一大事血脈抄』は、創価学会信者および日蓮正宗信者さんがよく読まれる遺文の一つです。しかしながらこれは後世の偽書の可能性が非常に高い遺文な…
いつもみなさん、ありがとうございます。 さて創価学会という教団は、過去の歴史を正しく伝えていないと私は考えています。 だからこそ、このブログでは客観的な記述や文献、根拠を可能な限り提示し、本当の創価学会の姿を描き出したいと考えています。これ…
いつもみなさん、ありがとうございます。 さて以前にも書いたことですが、創価学会における選挙至上主義という考え方は実は会長時代の池田大作氏によって強調されてきた考えなのです。 戸田城聖亡き後、池田大作氏は創価学会の総務に就任しますが、この時に…
いつもみなさん、ありがとうございます。 今回は比叡山修学時代の日蓮が、横川の俊範に師事していたことについてです。今回はジッリオ・エマヌエーレ・ダヴィデの論文『俊範の教説と日蓮への影響について』(日本仏教総合研究13号、2015年)の内容から、自分…
いつもみなさん、ありがとうございます。 さて今回は大石寺14世日主が後年、大石寺から追放され、栃木県下野市の小金井蓮行寺に蟄居していたことについて、書いてみようと思います。 大石寺18世(17世)日精の『家中抄』日主伝の項目に以下のような記述が残…
いつもみなさん、ありがとうございます。 さて今回は「勘文」についてです。 「勘文」とは何でしょう? 実は日蓮は『立正安国論』を「勘文」としているのです。 「勘文」をWikipediaで調べてみると、朝廷から諮問依頼を受けた神祇官や陰陽師等の学者が書いた…
いつもみなさん、ありがとうございます。 さて創価学会や日蓮正宗を脱落した幹部たちには、独自グループを立ち上げる人が少なくありません。 創価学会の退会組には、そう言う方が多いように思います。 波田地克利らのグループ、正木伸城、また宿坊の掲示板で…
いつもみなさん、ありがとうございます。 さて今回は戒壇本尊本体の下部に付いていることが推定される、奇妙な2本の「束」(つか)について、書いてみたいと思います。 日蓮正宗に伝わる「戒壇本尊」ついて、このブログでは何度も検証をし、それが後世の偽作…
いつもみなさん、ありがとうございます。 さて2023年2月6日、トルコ南部、シリアとの国境付近で起こったM7.8という大きな地震により、すでに2万人を超える死者が出ています。 世界中から支援が寄せられる中、世界平和を希求するという創価学会からは、その日…
いつもみなさん、ありがとうございます。 さて、私は日蓮日興に「付弟一人」「唯授一人」という相伝の考え方が存在しなかったと思っています。 そもそも日蓮の弟子は「六老僧」として晩年に選定され、日興はそれに倣って「本六」「新六」と言う6人ずつの弟子…
いつもみなさん、ありがとうございます。 さて日蓮は念仏を「四箇の格言」で「念仏無間地獄」としました。果たしてこれは正しいと言えるのでしょうか。 日蓮は『立正安国論』で「所依の浄土三部経の唯除五逆誹謗正法の誓文に背き」(旧創価学会版御書全集23…
いつもみなさん、ありがとうございます。 さて『スッタニパータ』の386節には次のような文があります。 「修行僧は時ならぬのに歩き廻るな。定められたときに、托鉢のために村に行け。時ならぬのに出て歩くならば、執著に縛られるからである。それ故に諸々の…
いつもみなさん、ありがとうございます。 さて今回は東北地方の富士門流の寺院において、題目板碑が複数存在することについて書いてみます。出典は松岡幹夫『日蓮正宗の神話』(論創社、2006年)であり、この内容の一部を紹介する形になります。 さて富士門…
いつもみなさん、ありがとうございます。 さて日蓮・天台系における法華経解釈では、法華経の解釈では如来神力品第21を「別付嘱」、嘱累品第22を「総付嘱」と考えます。 つまり地涌の菩薩である上行菩薩らに対して付嘱されたのが神力品であり、それ以外の会…
いつもみなさん、ありがとうございます。 さて今回は戸田城聖氏が「業病」について、どのような指導をしていたかを簡単に紹介したいと思います。かつての創価学会はこのように「御本尊に祈ると病気は治る」と指導していたのですが、この指導は果たして現在で…
いつもみなさん、ありがとうございます。 さて先日、戸田城聖(妙悟空)著の『人間革命』初版(精文館、昭和32年)の記事を書きましたが、反響がとても大きかったです。 「戸田城聖(妙悟空)著『人間革命』初版の改竄」 https://watabeshinjun.hatenablog.c…
いつもみなさん、ありがとうございます。 さて創価学会と大石寺が仲良く協力していた昭和40年代、果たして日蓮正宗宗門はどのような指導をしてきたのでしょう。 それは「創価学会を見習え」というものでした。 具体的に挙げてみましょう。『大日蓮』昭和44年…