気楽に語ろう☆ 創価学会非活のブログ☆

創価学会の元非活メンバー(現在は退会済み)による語り

2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧

基礎教学としての『一代五時鶏図』

いつもみなさん、ありがとうございます。さて日蓮が生きていた当時、信徒たちの組織としては「大師講」というものが運営されていました。行われていたのは毎月24日、天台智顗の命日でして、対象は文字の読める弟子たちや武家たちでした。「大師講について」h…

信仰の批判的検証と他者の尊重。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて、私はこのブログで創価学会や大石寺系の教義、また日蓮自身の教説そのものを批判的に検証していることは、ブログ読者の方なら多くがご存知のことかと思います。私自身は龍樹の『十住毘婆沙論』を根拠に念仏思想…

普門品の観音称名も捃拾か。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて先日の記事では観世音菩薩普門品のことを取り上げたのですが、ここで観音の名号を唱える功徳が述べられているのに、創価学会等の大石寺系教団は全く見ようとしません。その理由は、日蓮自身が天台の捃拾(くんじ…

観世音菩薩のこと。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて少し前に法華経の観世音菩薩普門品第25のことを書きました。ほとんどの創価学会員さんは知らないことでしょうけど、これは観音経とも呼ばれ、独立して読誦されることが知られています。先日の記事では「還著於本…

教団に必要とされない言論。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて私が教学に関してブログで書いていることは、実は私が学生時代から青年部時代にかけて気づいていたことが意外と多いです。ただそのことを活動家時代におおっぴらに語ることに当時は躊躇していました。当時、多く…

日興も天台沙門を認めている。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて創価学会や大石寺では、日蓮の六老僧のうち、日興以外の五老僧は、自分たちが「天台沙門」だと認めていて、そのことを批判していたりします。例えば創価学会の公式ホームページ「SOKA Net」でもそのことはきちん…

読むこと。

いつもみなさん、ありがとうございます。よく親しい友人たちから質問されることなのですが、ブログを書くのに「どうやって勉強したのですか」とよく言われます。私は正直に言うと、大して勉強している自覚もありません。単に私は読むことを日常的にしている…

還著於本人のこと。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて今回は法華経に説かれた「還著於本人」(げんじゃくおほんにん)について、書いてみようと思います。実はこの見慣れない言葉、創価学会員や大石寺系教団の信徒さんはよく使います。これ、どんな意味で使うかと言…

法華経の成仏は未来世の予言に過ぎない。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて法華経を読むと、法華経の会座の大衆に対して、直ちに成仏するということ原理が全く説かれていません。それも当たり前のことで、「即身成仏」という教義は空海が作り出した造語です。空海は著作『即身成仏義』で…

了玄院日精の在位の順番の相違。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて私はブログで、公式には大石寺17世とされている了玄院日精が、実は18世であるという指摘を何度かしています。「日精は大石寺の17世か、18世か。」https://watabeshinjun.hatenablog.com/entry/2018/06/18/000000…

話がわかりづらい人たち。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて、私は教義的に小難しいこともこのブログで書きますが、その場合は「明確に」「わかりやすく」「文献的な根拠をあげて」「なるべく簡潔に」書くように心がけています。確かに創価学会・信濃町本部職員からの伝聞…

宗祖妙判の読誦。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて私は念仏を唱える際、浄土真宗でとりわけ重要視されている「正信偈」も音読することを心がけています。これは親鸞の『教行信証』行巻末尾の偈で、これを唱えることで阿弥陀仏への感謝を捧げることになります。経…

池田香峯子の発言力。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて今回の記事はいつもと趣向を変えまして、あまり裏が取れていないこと、従いまして確実なこととは断言できないのですが、信濃町周辺の方々、また本部職員や幹部の人たちの証言を聞くうちに私の中で類推するに至っ…

大石寺5世日行書写本尊と戒壇本尊の相違。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて少し間が空いてしまいましたが、大石寺歴代法主書写本尊の座配と戒壇本尊の座配とを比較対照するシリーズをまた再開してみます。これらをやっていって非常に感じるのは、「大石寺歴代法主には戒壇本尊を正確に書…

多様な仏を許容する浄土教。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて私は念仏思想を最近になって重視する者なのですが、龍樹の『十住毘婆沙論』を読むと、決して阿弥陀仏一仏のみの帰依を主張しているわけではないことがわかります。日本の浄土教になると、多くは「弥陀一仏」の考…

活動家の減少。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて、私はブログで小難しい教学の話を多く書きますが、教団信徒の教学力の低下から教義の問題に関して理解されない方も少なからずいらっしゃるかと思います。けれども創価学会の活動家の方は、活動家が高齢化してき…

学ぶこと。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて、日蓮遺文にせよ、法華経にせよ、私は活動家時代によく読むのが好きでした。「幹部はそう言っているけど、本当のところはどうなんだろう」ときちんと確認をしたかったんですね。まあ、そんな人間だったからこそ…

広宣流布という教義の否定。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて法華経をきちんと読むと「広宣流布」という語は薬王菩薩本事品第23にしか書かれていないばかりか、「広宣流布」自体は上行菩薩等の地涌の菩薩に委任されていないことがわかります。「広宣流布は誰に委任されたか…

干支の記入。

いつもみなさん、ありがとうございます。戒壇本尊と歴代法主書写本尊との座配の検証はまた引き続き行いますが、今回は日蓮の年号の「干支」の記入について触れてみたいと思います。日蓮が年号を書く場合には、必ずその年の「干支」を書きます。最初の例は日…

大石寺4世日道書写本尊と戒壇本尊の相違。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて興風談所発刊の『日興上人御本尊集』を読むと、日興がいかに日蓮真蹟本尊を厳密に正確に書写しているかがわかります。日蓮真蹟本尊は、その執筆年代により、座配や全体の形が少しずつ変わります。そしてそれを日…

大石寺3祖日目書写本尊と戒壇本尊の相違。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて『御本尊七箇相承』には「日興は浪の上にゆられて見へ給ひつる処の本尊の御形なりしをば能く能く似せ奉るなり。仍つて本尊書写の事・一向日興之を書写し奉る可き事勿論なるのみ。」という文が存在します(富士宗…

信濃町のワクチン接種の事情。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて4月から5月にかけて、信濃町からの指示が組織にほとんど届かず、5月3日の記念行事も結果として行われませんでした。不審に思い、記事にしたところなのですが、一部の信濃町職員からの伝聞情報でその理由が少しず…

顕正会の「勅宣・御教書」の解釈。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて今回は昨日と同様に、顕正会が言ってくる論点を紹介してみます。前回指摘した、顕正会の論点3点は、以下の通りです。①三大秘法抄』の「一同」の解釈②『三大秘法抄』の「勅宣」「御教書」③『二箇相承』の「国主」…

顕正会の「一同」の解釈。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さてブログ管理人の私は元創価学会の活動家で、広宣部で活動をしていました。広宣部というものができて全国的に活動したのは、恐らく90年代後半から2000年代にかけてのことかと思います。広宣部が当初できた目的は、…

薬王品・宿王華付属の曲解。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて創価学会や日蓮正宗大石寺は「広宣流布」という語を「全世界に広めていく」こととし、これを教団の目的としています。そして広める時期については「後五百歳中」つまり末法の時代であると解釈されます。創価学会…

相承の断絶。

いつもみなさん、ありがとうございます。さてこのブログでは、大石寺の法主に伝わる血脈相承が少なくとも複数回にわたって、断絶している可能性を記事で書いています。今回それを簡単にまとめてみましょう。1、3祖日目から4世日道への付属の状が存在していな…

大正5年縮刷本『日蓮上人』掲載の戒壇本尊画像。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて大石寺の奉安堂蔵・弘安2年造立とされるいわゆる「戒壇本尊」は、熊田葦城『日蓮上人』画像等で、その相貌をすでに広く知られています。ところで、熊田葦城『日蓮上人』縮刷本の初版(良書刊行会、大正5年刊行)…

誤りを認められない人たち。

いつもみなさん、ありがとうございます。私はかつて創価学会の活動家でした。宗創和合時代も経験しましたので、日蓮正宗の寺で唱題をしたこともあります。正本堂建立の昭和47年前後はまだ全国の会館も整備されておらず、日蓮正宗の寺で会合を持つことも創価…

日精教義の完成者としての日寛。

いつもみなさん、ありがとうございます。さて大石寺の教学の基礎を作ったのは、日寛とされます。日寛『六巻抄』は大石寺教学の基本になっています。ただ文献を丹念に読むと、日寛に多大な影響を与えたのは実は18世の日精だということがわかります。先日の記…