気楽に語ろう☆ 創価学会非活のブログ☆

創価学会の元非活メンバー(現在は退会済み)による語り

日興も天台沙門を認めている。




いつもみなさん、ありがとうございます。



さて創価学会大石寺では、日蓮の六老僧のうち、日興以外の五老僧は、自分たちが「天台沙門」だと認めていて、そのことを批判していたりします。
例えば創価学会の公式ホームページ「SOKA Net」でもそのことはきちんと書かれてあります。

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まあ、自分たちの宗教的か立場を主張することは別に構わないのですが、肝心の日興本人が日蓮を「天台沙門」と書いて残しているのは、どう説明したらよいのでしょう。
以下の画像は、静岡県・玉沢妙法華寺蔵の『立正安国論』写本です。冒頭にきちんと日興本人の筆で「天台沙門日蓮之勘」と書かれています。この写本が日興真蹟であることは、大石寺59世堀日亨も『富士日興上人詳伝』で日興筆で間違いないことをきちんと認めています。

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つまり日興本人もまた日蓮が「天台沙門」であることをちゃんと認めていたことになります。
こういうところをきちんと検証もせずに軽々しく五老僧が「天台沙門」だと言ったことを一方的に断定して批判するのは、宗教団体として不誠実だと私は個人的に思います。



追記
六老僧中、五一の相対と言って日興と五老僧の対立構図を徒に主張するのは、日興門流中にあった自山を特別視する教派性から出てきたものであって、日向以外の日朗ら四老僧と日興は敵対していません。また大石寺4世日道の『三師御伝土代』によれば、富士山の日興のもとへ日朗が訪ねてきており、日興を日朗が賞賛したと記録に残されています。



「日朗の富士訪問」

「日興は四老僧と敵対していない」