気楽に語ろう☆ 創価学会非活のブログ☆

創価学会の元非活メンバー(現在は退会済み)による語り

2023-09-01から1ヶ月間の記事一覧

九識説は真諦が起源であり、日蓮は九識本性説を唱えていない。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて今回は唯識思想からの「九識」説について、また日蓮の思想中における九識説の位置についてです。 大乗仏教の系譜で、瑜伽行唯識学派は無著(アサンガ)と世親(ヴァスバンドゥ)ですが、通常大乗における唯識思…

『立正観抄』では「妙法の一言」以外の血脈相承は否定されている。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて私は日蓮が真蹟遺文中から「血脈」という言葉を使ったことがないという事実を以前ブログで紹介しました。血脈という語が真蹟で語られておらず、偽書の疑いの残る文献ばかりで語られるので、「血脈」は本来日蓮の…

日蓮が密教を自身の教義中に取り込んだ例を列記してみる。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて日蓮は法華経を根本として、後年真言を批判しながらも、真言密教の思想を自身の思想中に摂取し、自身の教理の中に取り込んでしまった人です。 今回はそれらの例を列挙してみましょう。日蓮は法華経を根本とする…

本尊書写とは受持の因分における化他行である。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて現在の日蓮正宗では「本尊書写」に対して、随分と神秘的な説明を行なっています。 例えば日蓮正宗の説明では「御本尊の御書写とは、本門戒壇の大御本尊の御内証を、時の御法主上人が唯授一人血脈相伝をもって、…

台密は円仁・円珍らによって完成された。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さてこのブログでは日蓮が真言から影響を受けていることを何度となく指摘しています。 「『不動愛染感見記』は日興から日目に付属された」 https://watabeshinjun.hatenablog.com/entry/2023/08/24/223933 「不動明…

日興は日蓮滅後、2年近く身延を離れていた。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて今回は『美作房御返事』から判断すると、日興は日蓮滅後、弘安7年後半まで長らく身延には在住していなかったことを書いてみたいと思います。 日蓮が弘安5年(1282年)10月13日に亡くなり、日興により『宗祖御遷…

大阪支部の布教数「11,111世帯」は事実の改竄である。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて今回は昭和31年(1956年)、当時大阪支部の責任者として池田大作氏が就任し、その年の5月度の折伏(布教)成果数を「11,111世帯」としていることへの検証です。 このことは小説『人間革命』でも語られ、また創価…

『園城寺申状』と『下文』のこと。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて今回は日興の弟子、日目らが書いたとされる『日興上人御遺跡事』について、そこで触れられている『園城寺申状』についてです。 まず日目の『日興上人御遺跡事』を紹介しましょう。これは日興の滅後、日目ら弟子…

形木本尊の開眼供養は存在しなかった。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて現在の日蓮正宗、大石寺宗門では曼荼羅本尊を信徒に授与する際、「開眼供養」がされているかどうかを問題とするようです。というのは創価学会が現在信徒に頒布している大石寺26世日寛書写カラーコピー本尊を「法…