気楽に語ろう☆ 創価学会非活のブログ☆

創価学会の元非活メンバー(現在は退会済み)による語り

2016-01-01から1年間の記事一覧

「余は二十七年なり」って。

日蓮正宗・大石寺は、弘安2年の戒壇本尊の文証として『聖人御難事』のアクロバティックな解釈を挙げます(笑)。ちょっと引用してみますね。「……此の法門申しはじめて今に二十七年・弘安二年なり、仏は四十余年・天台大師は三十余年・伝教大師は二十余年に出…

『一代五時図』のこと。

『一代五時図』(あるいは『一代五時鶏図』)として知られる遺文は複数存在します。真筆が残るのは寡聞にしてよくわからないのですが、実際には9編遺されているようです。うち真蹟が存在するのは6編であり、残りの3編は本満寺所蔵写本と録外に収録されていま…

「是生房」か「是性房」か「是聖房」か。

日蓮が出家した際の名前は「是生房」蓮長として知られています。創価学会や日蓮正宗では『産湯相承事』という相伝書が知られていまして、ここでは日蓮の仮名を「是生」としています。ところで『産湯相承事』は真蹟が存在せず、最古の写本として伝えられるの…

「池田先生」への手紙。

池田先生、あなたはかつて「人生の最終章が大切である。最後に勝てばよい」という趣旨の指導をされました。今、「人生の最終章」なのではないでしょうか。この時に、今の創価学会の行状に何も言わず、沈黙を続け、容認することは果たして「人生の最終章にお…

仏法は師弟なのか。

師弟とか血脈というのは、本来はチベット密教の思想です。大乗仏教と呼ばれる北伝仏教の運動は、釈迦の思想の捉え直しという側面がありました。そもそも仏教には正しいテキストという概念が存在していません。仏教以前の六師の時代から、またウパニシャッド…

歴史的役割の終わり。

創価学会を退会した方たちが、多く日蓮正宗に戻って、精神的に安心した日々を送るということは非常によく理解できます。だってもともと創価学会は、日蓮正宗法華講連合会の一員だったわけですし。教義的にも日蓮正宗が本来の教義でしたから、懐かしさを覚え…

執行会議

創価学会の活動家として、いろんな会合に参加してきました。地区座談会、支部活動者会、本部活動者会、本幹同時放送、青年幹…………。まあいろいろありますが、私が今まで活動してきて、一番つまらない、最悪だと感じた会合って何だと思います?創価学会で、一…

即身成仏について。

即身成仏について。 創価学会の方は大きな誤解をしているようなんですが………… 「即身成仏」という語は法華経に説かれたものではありません。 言ってしまうと、「即身成仏」という概念は弘法大師空海によって作られた造語です。 ですから、この即身成仏という…

違うと思います。

日蓮仏法とは民衆仏法なのか。違うと思います。日蓮は釈迦を越えた本仏なのか。違うと思います。根本の法、南無妙法蓮華経とは、生命を説き表した法なのか。違うと思います。一念三千とは一念の生命に三千種類の実相があるということなのか。違うと思います…

戸田城聖という人。

戸田城聖という人。戸田城聖という人はあまりに特異な人でした。名前は何回も変える、宗教家でありながら事業家としての側面を持ち、金融業を始めるなど枚挙に暇がありません。◯牧口初代会長の作った組織に「部隊長」とか「参謀」とか軍隊風の呼び名の役職を…

広宣部と言論企画部。

さていよいよ、このことを書くことにしました。創価班の広宣部、そして牙城会の言論企画部です。私が活動家だった頃の話を書きます。あまり外部にもらしてはいけないと言われたものですが、もう今となってはそんな義理が創価学会にあるわけでもありません。…

日目再誕説

日蓮正宗では「広宣流布の時には第3祖日目上人が法主として再誕する」という、"日目再誕説"があります。現大石寺法主・68世早瀬日如氏はこの日目再誕説について次のように述べています。「日目上人の辞世に、『代々を経て・思をつむぞ・富士のねの・煙よをよ…

定例報告

昔、まだ私が創価学会の活動家だった頃の話です。私が部長になってすぐの頃のことです。毎週末、日曜日に"定例報告"なるものに頭を悩ませることになります。(ちょっと補足)かつて男子部の「部長」(支部の男子部の責任者のこと)というのは、戦う精鋭のよ…

統監

創価学会の組織には「統監」というものがあります。この「統監」とは創価学会の在籍を示すものでして、要するに会員の各地区の名簿みたいなものです。私、男子部で部長になってから、各地区の統監を作りました。ところが、統監って活動家の何倍もの数がある…

御肉牙について。

どこの宗派でも、宗教というものは神秘的で非科学的な教義を持つものですが、それでも日蓮正宗の教義で次の三つは私には本当にわかりません。1、日目再誕説2、御秘符3、御肉牙これらを真面目に信じていた創価学会や戸田会長の見識を疑いたくなります。だいた…

諸々の事象は過ぎ去る。

ゴータマ・ブッダの最後の言葉は「もろもろの事象は過ぎ去るものである。怠ることなく修行を完成させなさい」(マハー・パリー・ニッバーナ・スッタンタ。大般涅槃経)というものでした。釈迦の教えというものは、人間があっちにしようか、こっちにしようか…

最澄と空海の関係について。

最澄と空海の関係について。加藤精一氏による論文『弘法大師と伝教大師の関係再考』(『印度學佛教學研究』第42巻第1号、平成5年12月)を読んで、目からウロコが落ちるかと思いました。いやぁ、なるほどね。以下、自分が理解した論文の概略を書いてみます。…

原田会長の指導。財務と青年の育成について。

原田稔会長のお話から。本幹の原田会長の指導を読んでみました(2016年11月11日付、聖教新聞より)。冒頭から「今月下旬から財務の振り込みが始まります」だそうです。原田氏によれば「財務は、世界広布の大願を成就しゆくための御本仏への御供養に通じ、こ…

財務の問題と昭和52年の問題。

池田名誉会長の現在って大変だと思います。信濃町の弟子たちに組織維持の権威づけにいいように利用され、手も足も出ない。そして静かに亡くなることを待つだけの存在になってしまいました。もう永遠の指導者ですから。第一次宗門問題で、池田会長は日蓮正宗…

自ら求めていくこと。

今、私が個人の信仰上の問題で取り組んでいること、学びたいこと、教わりたいこと、知りたいこと、わからないこと等々をいろいろ列挙してみます。私は元来、創価学会の活動家だったわけで(まだ退会はしていませんが・笑)、昔は学会の活動ばかりしていたの…

釈尊を本仏とする文証。

みなさん、いつもありがとうございます。この記事にたくさんの方がアクセスしているようで、本当に嬉しいです。感謝します。さて日蓮は、実は釈迦を本仏とし、久遠実成の釈迦を本尊としていたのですが、にわかに創価学会の方も日蓮正宗の方も信じないでしょ…

宇宙生命論って何ですか。

そもそも宇宙生命論というものが仏教として説かれているのが、私には疑問なんですね。ナーガールジュナの『中論』を読めばわかるのですが、仏教の思想とは基本、実在の否定でして、常住とか実在とか言ってしまうと、それはナーガールジュナとは異なってしま…

弘安2年の御本尊は後世の創作。

創価学会の教学を散々いろいろ言ってる割には私、日蓮正宗の教義にはほとんど共感しないんです日蓮正宗の教義ってもう時代に合わないって思ってますもちろん今の創価学会のわけわからん教学に比べたら多少はましかもしれませんけど。一番の問題は弘安2年10月…

王城会という組織がある

王城会という組織がある。壮年部員による牙城会みたいなもの。創価学会の会館の警備とセコムセットのため会館に着任するのが牙城会、駐車場整理の警備員が創価班なんだけど、この牙城会も創価班も男子部が担っている。けれど昨今の青年部激減により会館警備…

日蓮本仏論について

日蓮本仏論について。1、はじめに創価学会は基本、日蓮本仏論を採用してきた。この教義は日蓮正宗の教義であり、この教義の完成者は大石寺26世法主・堅樹院日寛である。ところで、創価学会員にはにわかに信じがたい事実であるが、日蓮本仏論は日寛により天台…

高齢化の組織の中で

例えばこんな現状、どこかの地区とかブロックとか組織でありません?◯男子部員が引越し。地区の青年部活動家がゼロになった。女子部はすでに数年前から崩壊。部長が不在で本部にも活動家がいない。座談会は高齢化したお爺さんお婆さんの集いになってしまった…

御書を読むことについて

創価学会は初代から三代の会長を永遠の指導者としました。でも根本は日蓮ですよね?まさか宗祖日蓮の遺文より池田名誉会長の指導の方が優先されるってことはないですよね?ところが、今の創価学会員さんは実質的に日蓮の御書よりも池田名誉会長の指導を優先…

人材枯渇の創価学会

いやはや人材枯渇の創価学会活動家は日に日に減り続け聖教新聞は他部数購読で現状維持20年後には団塊の世代なんてみーんな80歳代地区部長も地区婦人部長も新聞の配達員もいなくなって組織が立ち行かなくなるのはもう火を見るよりも明らかです創価学会の活動…

未来部って

なんか硬い話題が続きましたよね「気楽に語ろう」なんて言ってる割に(笑)書くのも疲れた(爆)読んでくださってる方固くてすいません☆今回は未来部未来部ってなーんだ?具体的には少年部、少女部(小学生)中等部(中学生)高等部(高校生)の3つです。そ…

牧口会長って反戦ですか?

牧口会長って反戦ですか私、このことを知った時本当にビックリしました牧口会長って戦争に反対して投獄され獄死したとそう考えてました実はそうではないんですよ牧口会長は戸田会長もそうですけど当時、日蓮正宗の信仰をもって「戦勝祈願をすべき」と考えて…