2023-07-01から1ヶ月間の記事一覧
いつもみなさん、ありがとうございます。 さて今回は、戒壇本尊を思わせるような楠木の板本尊が、大石寺8世日影の時代に一つ造立されていたことを書いてみたいと思います。参考文献は、金原明彦『日蓮と本尊伝承』(水声社、2007年)になります。 大石寺6世…
いつもみなさん、ありがとうございます。 さてTwitterで少し話題にしたところですが、鳩摩羅什漢訳の妙法蓮華経では、本来最後の章節である嘱累品が、鳩摩羅什の見解により恣意的に順番を変えられて改竄されています。 これはブログでも何度も書いてきたこと…
いつもみなさん、ありがとうございます。 さて今回は「河辺メモ」と呼ばれる文書について書いてみたいと思います。 これは平成11年(1999年)8月18日付の『創価新報』紙上に掲載された一通のメモのことです。「河辺メモ」と称されたもので、昭和53年(1977年…
いつもみなさん、ありがとうございます。 さて、ブログ読者からの情報提供があり、こんな本を読む機会を得ました。 小川頼宣/小多仁伯編著『戸田城聖述水滸会記録を解読する』(人間の科学新社、2017年)というものです。 水滸会というのは、かつて戸田城聖…
いつもみなさん、ありがとうございます。 さて、私はこんなブログをもう7年近くも書き続けていますが、未だに読者から驚き等の反響を頂きます。 日蓮正宗や創価学会、また顕正会や正信会といった大石寺系教団の欺瞞は、文献を一つ一つ読むことによってわかっ…
いつもみなさん、ありがとうございます。 さて日蓮から日興、そして大石寺の日目へと「唯授一人の血脈相承」があったとする文献は、そもそもからして偽書の可能性が高いことはこのブログで繰り返し述べてきているところです。 そもそも『宗祖御遷化次第』で…
いつもみなさん、ありがとうございます。 さて日蓮の教義形成には神道の影響があることを何度かこのブログでは指摘しています。 例えば曼荼羅本尊の中央下部には必ず「天照大神」と「八幡大菩薩」が勧請されます。当然ですが、どちらも日本古来の神であり、…
いつもみなさん、ありがとうございます。 さて最近の聖教新聞には「ブラボーわが人生」と題された信仰体験記事が掲載されています。 以下の画像を見てもわかるように90歳代〜100歳代の創価学会の信者さんが紹介され、その長い信仰生活の生涯を讃えるものです…
いつもみなさん、ありがとうございます。 さて今回は大石寺の御会式(おえしき)のことです。 そもそも御会式(おえしき)は御大会(おたいえ)ともいい、日蓮宗系の寺はどこも行います。日蓮命日の10月13日に行われる法要のことで、とりわけ池上本門寺で行…
いつもみなさん、ありがとうございます。 さて日蓮正宗や創価学会、顕正会は、頑なに天台教学の五時八教判を錦の御旗として信じているようですが、そもそも五時八教判は漢訳仏典の字面から判断しているだけで、文献学的に釈迦の在世との整合性など存在しませ…
いつもみなさん、ありがとうございます。 さて今回は戸田城聖が獄中で使っていたとする、牛乳瓶の蓋で作られた数珠の話です。 私はこの数珠について、信用性がとても低い話だと考えています。その理由を以下に述べてみます。 まず戸田城聖が獄中で牛乳瓶の蓋…