気楽に語ろう☆ 創価学会非活のブログ☆

創価学会の元非活メンバー(現在は退会済み)による語り

様々な付属状。

 
 
 
いつもみなさん、ありがとうございます。
 
 
さて日蓮から日興、そして大石寺の日目へと「唯授一人の血脈相承」があったとする文献は、そもそもからし偽書の可能性が高いことはこのブログで繰り返し述べてきているところです。
 
 
そもそも『宗祖御遷化次第』での本弟子は6人への相承です。そして日興も弟子は本六、新六であり、日蓮の言う通りにきちんと複数の弟子を使っているのです。ですから日蓮日興には「唯授一人」の思想はなかったと考えた方が自然です。
 
 
「『二箇相承』と『宗祖御遷化記録』との矛盾」
 
 
 
そもそも偽書としか考えられない、真蹟も存在しない、真蹟があると言い張りながら非公開で筆跡が日興と違う、そんなものばかりで「口伝だ」と主張されても説得力がないのは明らかです。
それなら以下に挙げる諸抄はどうなるのでしょうか?
(以下紹介の本文画像は全て『日興上人全集』興風談所、平成8年です。)
 
 
1、『与日妙書』

見ればわかる通り、日興から日妙に譲られています。しかもこの写本は大石寺に現存します。
 
 
2、『日興付属状』

読んでわかるように「日蓮聖人の御仏法」「日興存知の分」は日代に付属されています。日目は東国の頭領、日仙は西国の頭領、北陸道は日満に付属です。これも写本は大石寺にあります。
 
 
3、『日代八通譲状』

全部で八通から成る譲状です。日興から日代に付属されています。写本は西山本門寺に現存します。
 
 
4、『与日目日華書』

ここでは日目の後継者は日毫(日郷)、日尊の後継者は日華とされています。どこにも大石寺の日道や日行は書かれていません。この写本は大石寺に現存しています。
 
少しあげただけですが、これだけの文書が大石寺等に現存し、その中で日興から日目以外、大石寺以外に相承がされたことが記録されています。しかも大石寺に写本が現存しているのです。
ここから考えても、大石寺は自山に都合の良い相承書を勝手に使って権威づけを図っているだけということは、賢明な読者は即座にわかると思います。