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日蓮が年号を書く場合には、必ずその年の「干支」を書きます。
画像を見ればお分かりのように、日蓮自身が「建長五年」の後にきちんと「太歳癸丑」と干支を書いています。
次に曼荼羅本尊の例を見てみましょう。まず紹介するのは建治2年8月13日に書かれた本尊で、通称「亀若守り本尊」と呼ばれるものです。これは京都本満寺に現存しています。
年号の「建治二年」の後にきちんと「太才丙子」と書かれています。
画像でおわかりのように、「文永八年」の後に「太才辛未」ときちんと干支が書かれています。
日蓮は年号を書く際には必ず「干支」を記入するのが常でした。