気楽に語ろう☆ 創価学会非活のブログ☆

創価学会の元非活メンバー(現在は退会済み)による語り

地区幹部不在の状況。





いつもみなさん、ありがとうございます。



さて、地方の創価学会組織の現状の声をあちこちから聞くにつけ、その如実な衰退ぶりに驚くことが多いです。
何せ支部長が転居して不在になったり、全地区の地区女性部長が不在だったり、白ゆり長(ブロックの女性部長のこと)が不在や派遣だったりするというのですから、信じられません。
日蓮正宗はそもそも創価学会と母数が違いますから、比較的活動家減少の危機感は抱かれていないようですが、創価学会の切り崩ししか有効な布教方法を見出せない日蓮正宗もまた、活動家の減少に向き合わなければならなくなるでしょう。事実既に大石寺役員の高齢化は大変なものです。



ところで、現在「地区女性部長」と呼ばれている役職、私が子どもの頃は「地区担当員」略して「地区担さん」と呼ばれていました。
ちなみに現在の「白ゆり長」さんは、かつて「ブロック担当員」略して「ビー担さん」なんて呼ばれていたのです。



とりわけ「地区担さん」は、なにくれとなく私たちの家庭に気を遣ってくれる、仲の良い家族のような関係でした。夕飯を作ったら差し入れをしたり、困ったことがあったら相談し合ったり、座談会の後で皆で地区担さんの家でお菓子とお茶で長話をしたり……そんな関係でした。
つまり創価学会は、地方から都市部に出てきた多く身寄りのない世帯が互いに助け合うような、相互扶助組織としての役割を戦後果たしてきたのです。
もしかすると、戦後にそのような役割を果たし得たのは旧日本社会党日本共産党だったのかもしれません。ところが、その役割を果たしたのは皮肉にも創価学会という宗教法人だったのです。



そんな中で、私が子どもの頃から見てきた「地区担さん」は、子どもの視点からは「何でも相談できる人」「美味しいものをご馳走してくれる人」「いつも人のために動き回っている忙しい人」というイメージでした。



ところが、昨今、地区全てに「地区女性部長」を立てることができなかったり、「地区女性部長」が未活や非活になってしまったり、長らく不在になっている地方の惨状を見るにつけ、もはや創価学会の衰退は既定路線なのだと確信するようになりました。
組織に夢を見ることは早々とやめてしまった私ですが、青年部の地区リーダーや部長を立てられない以前に、地区女性部長がいないなどということは、かつての創価学会組織を知るものとしてはあり得ないことです。
それだけ地区幹部の負担が大きいことが知れ渡ってしまっているのであり、嫌気がさして非活になってしまったのでしょう。私もかつて当事者でしたから、気持ちがわかる気がします。



選挙でのF数の報告、布教数の報告、家庭訪問数の報告、座談会結集数の報告、新聞営業成績数の報告、党員への呼びかけ、未来部の連絡、各書籍の地区割り当て分の販売、民音チケットの購入……それをやりながら、地区女性部長は座談会企画や地区協議会の主催、地区部長との連携、地区部長会への参加、各種会合への参加をしなければいけません。選挙情勢が進んで来れば、各種公明党実績宣伝のパンフレット販売や期日前確約の報告、各選挙区と比例区のF数やZ数の報告も入ってくるでしょう。
目が回るような忙しさです。



組織の活動家さんで、もしもこのブログを読んでいる方、特に地区やブロックの女性部長さんがいらっしゃいましたら、本当に早めに組織から離脱してください!
もはや後継は立ちません。青年層がいないのは、地区の状況を知る「地区女性部長」ならよくおわかりのことでしょう。
昔、かつて「地区担さん」をしていた人たち……多くが今や圏区幹部をしていることかと思いますが、70歳超えの団塊の世代の方たちをもう一度地区やブロック幹部として呼び戻すくらいしか方法がなくなっています。
しかし彼女たちは、昔と違います。お身体もかつてのように動かないことも多いでしょう。それを使命感だけで受け入れて燃え尽き、非活になる方が続出しているのです。
どうか早めに離脱してほしいと思います。



なお日蓮正宗の信徒がそんな悩んだ創価学会員にハイエナのように近づいてきます。もはや日蓮正宗は、創価学会顕正会の切り崩しをメインにするしか有効な布教方法を見出せないでいます。彼らもいずれ高齢化の波にさらわれます。
どこかに正統の宗派があるという考えときっぱり決裂して、自身の足で生きることを選んでほしいと願っています。