気楽に語ろう☆ 創価学会非活のブログ☆

創価学会の元非活メンバー(現在は退会済み)による語り

指導者に委託される権限と指導者の条件。





いつもみなさん、ありがとうございます。



さて、創価学会の現在の会則の第3条では、牧口常三郎戸田城聖池田大作の三代の会長は「永遠の師匠」という扱いになっています。

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ところで、かつて池田大作氏は、アーノルド・トインビーとの対談中で、民主主義体制における指導者に委託される権限については期限付きでなければならないことを述べていました。


「それはともかく、私は民主主義体制にあって指導者に委託される権限には、必ず期限がなければならないと考えます。その期限を終えれば、その間の功罪について民衆の審判が下されます。そして、それによって再任されるか、退陣して他の人と交代するかどうかが決定されるわけです。」
(A・トインビー/池田大作『二十一世紀への対話』(3)、123ページ、聖教文庫版、1980年)

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また次のようにも池田大作氏は述べています。


「指導者は、民衆に迎合するために自己を欺いてもなりませんし、自己の信念を通すために民衆を欺いてもなりません。どこまでも、真実と誠実とを根本としていかなければならないわけです。」
(同125ページ)

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まず民主主義体制における指導者に委託される権限は期限付きでなければならないとすると、三代会長を「永遠の師匠」とすることは個人的にやや無理があるように思えます。
確かに「師匠」というのは単に尊敬を表す敬称に過ぎませんから、三代会長になんらかの無期限の権限を委託させることとは違うでしょう。
しかしながら「その間の功罪について民衆の審判が下された」際には、池田大作氏の先の引用の言葉に従うなら、たとえ三代会長であれ、批判され得る対象とならなければならない筈だと私個人は思います。



また創価学会の会長の任期は4年ですが、これが再任される場合、それを決定する会長選出委員会や総務会、また最高指導会議等の場は、果たして本当に「その功罪について民衆の審判が下された」結果の「再任」と呼べるのでしょうか。全ての会員が皆、果たしてそう思って再任を認めているのでしょうか。

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また池田大作氏の入信経緯の偽装は、果たして池田氏自身が述べた「指導者は民衆に迎合するために自己を欺いてもならないし、自己の信念を通すために民衆を欺いてもならない」「どこまでも、真実と誠実とを根本としていかなければならない」という言葉に正しく則っているのでしょうか。


池田大作氏の入信経緯の偽装」