気楽に語ろう☆ 創価学会非活のブログ☆

創価学会の元非活メンバー(現在は退会済み)による語り

創価学会と創価大学は別のもの。




いつもみなさん、ありがとうございます。



さて新年早々、聖教新聞箱根駅伝での創価大学チームの力走を讃える記事が目立ちました。
それはそれで構わないことですし、頑張っている創価大学の駅伝チームを、卒業生としては誇らしく思う気持ちもあります。
ただ誤解されている方が多いようなので、確認しておきたいことなのですが、創価大学創価学会は基本別のものだということです。



創価大学は学校法人創価大学設立の創価大学なのであって、創価学会と言う宗教法人の付属学校ではありません。
なので、原則として信仰は自由です。実際、昔から池田大作氏に批判的な教授も少なからず在籍していました。事実、創価大学が設立された昭和40年代後半は、言論問題等もあり、池田大作氏が社会的に批判されていた時期でもあり、教授会が「創立者には大学に来てもらう必要はない」としていたこともあります。3期生の頃になって、やっと学生たちの要望や滝山祭の実現によって池田氏が大学に来るようになった経緯もあります。



また創価学会と異なり、教授たちは創価学会の組織批判も公明党批判も普通に行います。中野毅名誉教授なども積極的に公明党批判を行っています。また中野毅氏や宮田幸一氏、菅野博史氏らは、日本宗教社会学会や法華コモンズにも在籍し、研究発表や報告を大学内外で行ってもいます。法華コモンズは日蓮宗系や正信会系、創価学会退会者等の多様な宗派が混在する研究グループです。
また宮田幸一氏のホームページを丹念に見れば、牧口常三郎全集編集の際、不収録となった長野赤化教員の転向の件など貴重な文献を読むこともできます。



それゆえに、聖教新聞箱根駅伝を報道する際、なぜか「創価学会創価大学」のようにら報道する姿勢に非常な違和感を感じます。
確かに創価大学内には創価学会信徒の学生が一定数いることは事実ですが、駅伝チームなどはほとんどがスポーツ推薦であり、創価学会信徒はほとんどいません。硬式野球部等、他のスポーツ部も同様です。
創価大学には、宗教学部が存在しません。また聖職者養成のための学部も課程も存在していないのです。
創価大学自体は、少子化から来る志願者の減少に危機感を覚え、積極的に外にアピールをしています。その経営努力は素晴らしいことです。事実、創価大学文部科学省のスーパーグローバル大学創成支援事業の牽引型指定校の一つでもあります。



それゆえ聖教新聞紙上や、一部の創価学会信徒に見られる「創価大学創価学会」のような感覚は、事実として誤っていますし、またそれを利用して会員を新聞営業や選挙活動に焚きつけることがあるとするなら、それらは手法として間違っていると私は思います。