気楽に語ろう☆ 創価学会非活のブログ☆

創価学会の元非活メンバー(現在は退会済み)による語り

2023-01-01から1年間の記事一覧

南無天照八幡等諸仏。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて日蓮の教義形成には神道の影響があることを何度かこのブログでは指摘しています。 例えば曼荼羅本尊の中央下部には必ず「天照大神」と「八幡大菩薩」が勧請されます。当然ですが、どちらも日本古来の神であり、…

ブラボーわが人生とは。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて最近の聖教新聞には「ブラボーわが人生」と題された信仰体験記事が掲載されています。 以下の画像を見てもわかるように90歳代〜100歳代の創価学会の信者さんが紹介され、その長い信仰生活の生涯を讃えるものです…

御会式の三々九度。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて今回は大石寺の御会式(おえしき)のことです。 そもそも御会式(おえしき)は御大会(おたいえ)ともいい、日蓮宗系の寺はどこも行います。日蓮命日の10月13日に行われる法要のことで、とりわけ池上本門寺で行…

『観無量寿経』も霊鷲山説なら法華涅槃時か。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて日蓮正宗や創価学会、顕正会は、頑なに天台教学の五時八教判を錦の御旗として信じているようですが、そもそも五時八教判は漢訳仏典の字面から判断しているだけで、文献学的に釈迦の在世との整合性など存在しませ…

牛乳瓶の蓋の数珠。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて今回は戸田城聖が獄中で使っていたとする、牛乳瓶の蓋で作られた数珠の話です。 私はこの数珠について、信用性がとても低い話だと考えています。その理由を以下に述べてみます。 まず戸田城聖が獄中で牛乳瓶の蓋…

御座替本尊に書かれて、戒壇本尊に書かれない天親菩薩。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて今回は、本尊の相貌で、「天親菩薩」の扱いについてです。 実はこの「天親菩薩」は大石寺所伝、日興書写本尊の「御座替本尊」には書かれています。 「天親菩薩」とは世親(ヴァスバンドゥ、梵:Vasubandhu、300…

証言から見る、池田大作氏の会長時代からの代筆の実態。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて池田大作氏が自身の著作や対談、随筆等に関して「他の人に代筆させていた」実態については、以前から何度かこのブログでは書かせて頂きました。 「池田大作の代筆の実態」 https://watabeshinjun.hatenablog.com…

布教の進まない日蓮正宗。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて日蓮正宗にとって本年・令和5年は「折伏躍動の年」なのだそうですが、どうも布教が思うように進んでいないようです。 というのも、信徒から漏れ聞く情報の他、大石寺現68世の早瀬日如氏が指導の折に布教が進まな…

「在在諸仏土・常与師倶生」とは。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて今回は「在在諸仏土・常与師倶生」という法華経の文についてです。 この文は創価学会で特に好まれる文章でして、戸田城聖氏が指導で使っていたことが有名です。つまり生まれ変わっても師匠と共にまた生まれてく…

下山日布の「仏滅後正像未弘之大漫荼羅」

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて今回は御本尊の讃文と呼ばれる「仏滅度後二千二百三十余年」の部分を、大石寺55世下山日布が違う表記で書いていた事実についてです。 以前にも記事で書いたところなのですが、これは『御本尊七箇相承』でも言及…

日尊の考える本尊書写。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて、大石寺3祖日目の弟子で日尊という人物がいます。日尊は日目の遺志を継いで1333年に上洛を果たし、京都要法寺を開山した人物ですが、今回は日尊が弟子の日大(京都要法寺5世、住本寺5世)に言い残した『日尊上…

書いてあることを根本とすること。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて私がこのブログを運営する際に気を付けていることは、「書いてあることを根本にすること」「正史料にきちんと記録されていることを根本にして議論を組み立てること」です。 それを蔑ろにすれば、単なる狂信的な…

森重光生と和光社。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて、このブログでは戸田城聖氏が設立し、池田大作氏が営業部長に就任した「大蔵商事」という会社について何度か記事にしています。 「大蔵商事のこと。」 https://watabeshinjun.hatenablog.com/entry/2018/10/18/…

釈迦は誰にでも等しく法を説いた。そして自身が教主たることを否定した。

いつもみなさん、ありがとうございます。 このブログでは何度となく、釈迦の『大パーリ・ニッバーナ経』を紹介しています。釈迦の生前最後の教えです。 釈迦はアンバパーリーの林にしばらく滞在し、その後、ベールヴァ村に赴きます。 ちょうどこの頃、雨季に…

小さな個人のブログなのに。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて、私はこのブログで、創価学会や日蓮正宗等、大石寺系教団の教義を主として批判・検証しています。 当たり前のことですが、私のブログは何人かの協力者の存在によって支えられていますが、基本的には小さな個人…

弘安2年は日興が万年救護本尊を賜った年である。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて今回は大石寺が戒壇本尊の根拠とする、大石寺文書『日興跡条条事』についてです。 実はこの『日興跡条条事』は、大石寺9世日有の時代、少なくとも文明8年(1476年)までは、現在に伝わる姿では成立しておらず、…

社長会(金剛会)がかつて存在していたことを池田大作氏は認めていた。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて以前、私は創価学会にかつて「社長会」(別名「金剛会」)という組織が存在したことをブログで書きました。 「社長会のこと」 https://watabeshinjun.hatenablog.com/entry/2021/10/16/000000 社長会(金剛会)…

10増10減からの自公関係の悪化。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて最近、自公政権の関係がギクシャクしている印象を受けます。元々は衆議院小選挙区定数の「10増10減」に伴う候補者調整を巡って、新設された「東京28区」(練馬区東部)へ独自候補擁立を自民党も公明党も譲らなか…

創価学会・大石寺系信徒は法華経をほとんど読まない。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて鳩摩羅什漢訳の法華経は以下のような配列になっています。 1、序品 2、方便品 3、譬喩品 4、信解品 5、薬草喩品 6、授記品 7、化城喩品 8、五百弟子授記品 9、授学無学人記品 10、法師品 11、見宝塔品 12、提婆…

考えることができない大石寺系教団信徒。

いつもみなさん、ありがとうございます。 お気づきの方もいらっしゃると思いますが、私はブログ開設当初、またTwitterアカウント開設当初は散々に悪口雑言を受けてきました。 私としては別に批判されても構いませんし、むしろ真摯な文献的な検証なら受け入れ…

足立区議選での公明党の得票数の減少。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて今回は2023年(令和5年)5月21日投票日の足立区議選の結果についてです。 統一地方選挙で99%以上の当選率を誇りながら、今年はなんと公明党は史上最多12名の落選者を出しました。それ故に組織を引き締めて完全勝…

中国仏教における「三諦」「空仮中」は、龍樹の本意と異なる。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて今回は龍樹の述べる「中道」と天台教学における「空仮中の三諦」についてです。 龍樹(ナーガールジュナ)における「中道」の語は、実は『中論』において第24章の第18詩に言及されているのみです。 したがって中…

『三師御伝土代』に戒壇本尊のことは書かれていない。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて今回は大石寺4世日道の『三師御伝土代』から、戒壇本尊の後世偽作説を考えてみたいと思います。このことは以前にもブログで少し書いたのですが、今回は『日蓮正宗歴代法主全書』第1巻(日蓮正宗、昭和47年)から…

1980年当時の創価学会の組織実態。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて今回はかつて池田大作氏が組織の支部数や会館の数、本部職員の人数等、組織の実態について具体的に語っていたことを紹介してみたいと思います。 参考とするのは、央忠邦『池田大作の軌跡-1』(徳間書店、1980年…

北山本門寺と大石寺の『身延離山史』

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて今回は、あるブログ読者からの資料提供を記事としてあげてみたいと思います。 今回の内容は昭和12年に刊行された、大石寺59世堀日亨氏の『身延離山史』についてです。 日蓮正宗の『富士年表』で見ると確かに堀日…

戒壇本尊の歴史上の最古の記録は。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて大石寺の奉安堂蔵の戒壇本尊が、単なる後世の偽作に過ぎないことは、このブログで何度となく指摘させて頂いています。 「戒壇本尊が偽物である理由を列挙してみる」 https://watabeshinjun.hatenablog.com/entry…

富士門流に存在した釈迦八幡垂迹説。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて今回は日蓮が、八幡大菩薩を実在の神と捉え、さらにそれが本地釈迦の垂迹として現れたとする神仏習合説をとっていたことを書いてみます。 もともと、日蓮は天照大神や八幡大菩薩を実在の神として捉えていたこと…

法主聖人御神殿とは。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて今回は御影堂と御影の教義についてです。 私の見解としては、大石寺創建当時、大石寺に御影堂は存在せず、正和5〜6年頃(1315〜1316年)に重須談所(北山本門寺)に作られたものと考えています。現在の大石寺の…

継続は力。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて、私は日蓮遺文について、それが真蹟現存なのか、真蹟曽存なのか、それとも古写本とももに不存なのか、今のところ大体把握できるようになりました。 それは私が非活になって退会して以降、私が数年かけていろい…

日蓮の行動原理としての儒教の『孝経』。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さてこのブログでは、何度か日蓮の思想形成に儒教が大きな影響を与えていることを書いています。 事実、国家諫暁という発想は儒教的であって、本来の仏教に為政者と関わると言う考え方はありません。その意味で、日…