気楽に語ろう☆ 創価学会非活のブログ☆

創価学会の元非活メンバー(現在は退会済み)による語り

2023-01-01から1年間の記事一覧

出版協力者の名を削除する池田大作。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて最近、読書をしていて気づいたことがあり、それを少し書いてみたいと思います。 それは堀日亨の『富士日興上人詳伝』創価学会刊行、昭和38年原版の「序」を読んでいた時のことです。 この「序」は池田大作氏によ…

編年体御書のこと。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて創価学会は、2021年11月18日に新版の日蓮の御書全集を発刊しました。 これは凡例を読む限り、何を底本にしたのかわからない、さらには真蹟や写本の所在も、伝来も由来も全く述べられない有様で、要するに字を大…

宇宙や生命の永遠性は密教の思想である。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて創価学会や日蓮正宗、顕正会等、大石寺系教団の信者たちの多くは「生命の永遠性」とか「宇宙の法」と言ったことをよく語ります。 実際、アメリカ創価学会の勤行要典を読むと、唱題によって宇宙と個人の生命との…

たまには自分の思いを。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて私がこのブログを始めたのが2016年ですから、開設して7年目になろうとしています。 その間、私も非活から退会を選んだり、一度はブログも閉鎖したりといろんなことがありました。退会してもブログ名を変えるのは…

大石寺9世日有・31世日因は「法主も謗法を犯すことがある」ことを認めていた。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて今回は大石寺9世日有が謗法を犯したことで自身が悩まされていたことを告白していたことを書いてみます。 大石寺9世日有談・31世日因記『有師物語聴聞抄佳跡』には次のように書かれています。 「されば四五年已前…

九識説は真諦が起源であり、日蓮は九識本性説を唱えていない。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて今回は唯識思想からの「九識」説について、また日蓮の思想中における九識説の位置についてです。 大乗仏教の系譜で、瑜伽行唯識学派は無著(アサンガ)と世親(ヴァスバンドゥ)ですが、通常大乗における唯識思…

『立正観抄』では「妙法の一言」以外の血脈相承は否定されている。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて私は日蓮が真蹟遺文中から「血脈」という言葉を使ったことがないという事実を以前ブログで紹介しました。血脈という語が真蹟で語られておらず、偽書の疑いの残る文献ばかりで語られるので、「血脈」は本来日蓮の…

日蓮が密教を自身の教義中に取り込んだ例を列記してみる。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて日蓮は法華経を根本として、後年真言を批判しながらも、真言密教の思想を自身の思想中に摂取し、自身の教理の中に取り込んでしまった人です。 今回はそれらの例を列挙してみましょう。日蓮は法華経を根本とする…

本尊書写とは受持の因分における化他行である。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて現在の日蓮正宗では「本尊書写」に対して、随分と神秘的な説明を行なっています。 例えば日蓮正宗の説明では「御本尊の御書写とは、本門戒壇の大御本尊の御内証を、時の御法主上人が唯授一人血脈相伝をもって、…

台密は円仁・円珍らによって完成された。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さてこのブログでは日蓮が真言から影響を受けていることを何度となく指摘しています。 「『不動愛染感見記』は日興から日目に付属された」 https://watabeshinjun.hatenablog.com/entry/2023/08/24/223933 「不動明…

日興は日蓮滅後、2年近く身延を離れていた。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて今回は『美作房御返事』から判断すると、日興は日蓮滅後、弘安7年後半まで長らく身延には在住していなかったことを書いてみたいと思います。 日蓮が弘安5年(1282年)10月13日に亡くなり、日興により『宗祖御遷…

大阪支部の布教数「11,111世帯」は事実の改竄である。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて今回は昭和31年(1956年)、当時大阪支部の責任者として池田大作氏が就任し、その年の5月度の折伏(布教)成果数を「11,111世帯」としていることへの検証です。 このことは小説『人間革命』でも語られ、また創価…

『園城寺申状』と『下文』のこと。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて今回は日興の弟子、日目らが書いたとされる『日興上人御遺跡事』について、そこで触れられている『園城寺申状』についてです。 まず日目の『日興上人御遺跡事』を紹介しましょう。これは日興の滅後、日目ら弟子…

形木本尊の開眼供養は存在しなかった。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて現在の日蓮正宗、大石寺宗門では曼荼羅本尊を信徒に授与する際、「開眼供養」がされているかどうかを問題とするようです。というのは創価学会が現在信徒に頒布している大石寺26世日寛書写カラーコピー本尊を「法…

教団の教義より組織の公益性をアピールする宗教法人。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて聖教新聞の報道、また現場の活動家から聞くと、創価学会は座談会の充実に力を入れていまして、例えば手品やマジックの披露、手話を取り入れた合唱、未来部のコーナー等、さまざまな工夫が見られます。 日蓮正宗…

『不動愛染感見記』は日興から日目に付属された。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて今回は日蓮真蹟『不動愛染感見記』の伝来について、書いてみたいと思います。 この書は日蓮真蹟でありながら、日蓮が立教開宗翌年の建長6年(1254年)に「大日如来からの相承」を主張している文書です。したがっ…

ドグマの再生産。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて、私はこのブログを書くにあたり、あらゆるものを検証の対象としています。 私がブログ執筆の基本にしていることは「動かせない史料や事実から結論を導き出す」という姿勢です。 例えば日蓮遺文に関して、上古の…

自らをよりどころにすること、疑いを持つこと、そして相互理解の精神のこと。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて今回は仏教の入門書として、ワールポラ・ラーフラ著の『ブッダが説いたこと』(今枝由郎訳、岩波文庫、2016年、原著1959年)から、内容を少し紹介してみたいと思います。 著者のワールポラ・ラーフラ(1907〜199…

納得できる説明があるのか。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて今回は池田大作氏の過去の対談から、創価学会や日蓮正宗の一部信者たちの教義の説明に対する非論理的な態度について、考えてみたいと思います。 今回紹介する文献は、池田大作/大森実『革命と生と死』(講談社…

「三度諌めても聞き入れられないならば山林に去る」というのは仏教ではなく儒教の発想である。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて日蓮の思想には仏教以外の儒教の影響があることはこのブログで何度となく、取り上げていることです。 「『立正安国論』の儒教的な発想」 https://watabeshinjun.hatenablog.com/entry/2017/06/08/060417 「儒教…

日蓮の庵室について。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて今回は日蓮が文永11年6月17日以降に暮らしていた「庵室」の状態、そしてそこに弘安2年以降、戒壇本尊を果たして置くことができたのかを考えてみたいと思います。 日蓮が住んでいた「庵室」について伝える文献は…

四要品について。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて少し某SNSで呟いたところなのですが、実は天台教学では法華経について「四要品」ということが言われます。 これは湛然の『法華文句記』で言われるもので、法華経全編の中でも特に重要とされる4つの品を挙げたも…

法華経嘱累品では法華経以外の経典も認めている。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて法華経における嘱累品が実は22番目ではなく、本来は最終章にあたることを以前このブログでは指摘させて頂きました。 「嘱累品の位置は鳩摩羅什によって改竄・変更された」 https://watabeshinjun.hatenablog.com…

非難中傷行為を繰り返す過激な創価学会系アカウント。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて今回ですが、SNSの旧Twitter(現行「X」)中で、私のアカウントに対して何の根拠もない揶揄、非難中傷、罵詈雑言が頻発しました。しかも現在も継続中です。 彼らの非難中傷は昨年の聖教新聞(2022.12.29付)掲載…

大石寺8世日影が模刻した楠木の板本尊。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて今回は、戒壇本尊を思わせるような楠木の板本尊が、大石寺8世日影の時代に一つ造立されていたことを書いてみたいと思います。参考文献は、金原明彦『日蓮と本尊伝承』(水声社、2007年)になります。 大石寺6世…

嘱累品の位置は鳩摩羅什によって改竄・変更された。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さてTwitterで少し話題にしたところですが、鳩摩羅什漢訳の妙法蓮華経では、本来最後の章節である嘱累品が、鳩摩羅什の見解により恣意的に順番を変えられて改竄されています。 これはブログでも何度も書いてきたこと…

「河辺メモ」について。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて今回は「河辺メモ」と呼ばれる文書について書いてみたいと思います。 これは平成11年(1999年)8月18日付の『創価新報』紙上に掲載された一通のメモのことです。「河辺メモ」と称されたもので、昭和53年(1977年…

大石寺旧信徒を軽視・批判した戸田城聖。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて、ブログ読者からの情報提供があり、こんな本を読む機会を得ました。 小川頼宣/小多仁伯編著『戸田城聖述水滸会記録を解読する』(人間の科学新社、2017年)というものです。 水滸会というのは、かつて戸田城聖…

宗教的洗脳からの覚醒のために。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて、私はこんなブログをもう7年近くも書き続けていますが、未だに読者から驚き等の反響を頂きます。 日蓮正宗や創価学会、また顕正会や正信会といった大石寺系教団の欺瞞は、文献を一つ一つ読むことによってわかっ…

様々な付属状。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて日蓮から日興、そして大石寺の日目へと「唯授一人の血脈相承」があったとする文献は、そもそもからして偽書の可能性が高いことはこのブログで繰り返し述べてきているところです。 そもそも『宗祖御遷化次第』で…