気楽に語ろう☆ 創価学会非活のブログ☆

創価学会の元非活メンバー(現在は退会済み)による語り

2023-01-01から1年間の記事一覧

浜四津敏子のこと。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて2023年2月17日、突如として、元公明党代表代行の浜四津敏子氏の死去が発表されました。しかも亡くなったのは、その2年前の2020年11月29日です。同日付けの『公明新聞』や『毎日新聞』によれば、葬儀は家族葬で済…

日蓮本仏説に不審を抱いた日精。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて今回は大石寺18世の了玄日精が、実は日蓮本仏説に不審を抱き、久成釈迦本仏説を唱えていた可能性について、少し書いてみたいと思います。 今回の記事は、東佑介「日興と池田大作をつなぐものー日興門流の思想と…

法華真言未分の日蓮。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて何度かTwitterやブログでも指摘したように、日蓮は初期の頃まで、法華真言未分であり、法華経と真言宗をともに「正法」と考えていました。 その証拠に、事実日蓮は「法華真言」という用例を使い、法華経と真言を…

罪深い活動家・広宣部としての自身の半生。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて私は創価学会を退会しましたが、かつては広宣部のメンバーでした。 「広宣部と言論企画部」 https://watabeshinjun.hatenablog.com/entry/2016/11/26/020232 上記の記事を読めばわかることですが、広宣部は対他…

大石寺の日蓮遺文の蒐集状況。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて今回は大石寺文書である『富士一跡門徒存知事』と、大石寺の日蓮真蹟の蒐集について書いてみようと思います。 日蓮真蹟の蒐集が始まった際、富士方面でも日興門流を中心に御書の蒐集があった事実は『富士一跡門…

寂日坊日掌書写で神社氏子に授与された本尊。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて今回は大石寺で法主以外の人間が本尊書写をしていたこと、そしてその本尊を氏子(神社の氏神の信徒のこと)に授与していた事実を挙げてみたいと思います。 以下の本尊は、大石寺塔中の寂日坊の32代・日掌が板に…

遺文の真偽を誠実に求める姿勢。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて日蓮遺文に偽書が多く存在することは、よく知られていますし、またこのブログでも何度となく指摘させて頂いています。 ところで、読者の方より頂くご意見で「真蹟がないからと言って直ちに偽書と言えないのでは…

日有と『新池御書』のこと。

いつもみなさん、ありがとうございます。 今回は昨日の記事の続きで、『新池御書』についてです。 「『新池御書』は偽書である」 https://watabeshinjun.hatenablog.com/entry/2023/04/01/000000 『新池御書』は真蹟不存、上古の古写本も不存、録外初出の室…

『新池御書』は偽書である。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて今回の記事はTwitterで話題になった、『新池御書』の偽書説についてです。 創価学会や日蓮正宗の信者さんの好きな御書の一つで、彼らはよくこの御書を読んでいます。 冒頭の「うれしきかな末法流布に生れあへる…

本来の釈迦の教説とは。

いつもみなさん、ありがとうございます。 創価学会や日蓮正宗は「成仏」という語を使います。「成仏」「即身成仏」することが仏教の究極で、創価学会はそれを「人間革命」とかよくわからない別の言葉に置き換えて設定するのがやたら好きです。 けれど私は別…

『御義口伝』が偽書である理由を列挙してみる。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて今回は『御義口伝』が後世の偽作でしかない証拠を列挙してみたいと思います。 『御義口伝』は日蓮系伝統宗派からはほぼ偽書確定と考えられています。 そこで、未だに『御義口伝』に深い思想性があると勘違いして…

日蓮御影を本尊とした最初の人物は、大石寺9世日有である。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて今回は大石寺教義で日蓮御影を本尊とする説が、歴史的にどこから始まる説なのかを考えてみたいと思います。 そもそも日蓮や日興の中で「日蓮御影を本尊とする」とした教義が存在するのでしょうか。 以前に「大石…

大乗仏教運動の誕生と教化の特徴。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて今回は「大乗仏教」とは何だったのか、インドで生まれた釈迦の仏教から離れ、新しく生まれて中国で大成した北伝仏教について、その運動の意義や問題点を簡単に書いてみます。参考にするのは中村元の『龍樹』(講…

大石寺6世日時書写本尊と戒壇本尊との相違。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて今回は大石寺歴代法主の書写本尊の相貌と戒壇本尊との相違を検証するシリーズです。 「日興書写曼荼羅と戒壇本尊との相違」 https://watabeshinjun.hatenablog.com/entry/2018/06/10/000000 「弘安10年日興本尊…

『御義口伝』から離れること。

いつもみなさん、ありがとうございます。 ところで、創価学会や大石寺系の信者さんは、日蓮系なのにほとんど法華経を読まない人ばかりです。 彼らは偽書でしかない『御義口伝』ばかりをありがたがっては、『御義口伝』またそれを利用した池田大作氏の『法華…

大石寺の本仏説の変遷。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて今回は大石寺の教学の編纂を簡単に見てみたいと思います。 ブログでは各論について、検証をしてみましたが、今まで書いてきた大石寺教学、とりわけ大石寺の本仏説の変遷を歴代法主から概観してみましょう。 日蓮…

導師本尊と『授職灌頂口伝抄』

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて今回は以前にも書いた、日蓮正宗の謎の教義「導師本尊」(導師曼荼羅)についてです。 このことに関しては以前にも何度か書いているところです。 「導師曼荼羅について」 https://watabeshinjun.hatenablog.com/…

創価学会版御書全集に収録されない遺文について。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて創価学会版の御書全集は、日蓮真蹟遺文だけで集成されたものではありません。当然ながら『御義口伝』『百六箇抄』『諸法実相抄』『生死一大事血脈抄』など真蹟も時代写本も存在しておらず、古来より偽書説の可能…

日目も題目板碑を作っていた。

いつもみなさん、ありがとうございます。 最近、読者の方から連絡をいただきますが、「ブログを読んで創価学会の嘘に気付き、退会しました」「ブログを読んで日蓮正宗の欺瞞を改めて実感し、離宗しました」との多くの声を聞きます。改めてありがとうございま…

創価学会の新版御書全集と、それ以外の御書全集との目録の違いについて。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて今回は創価学会版の現在の新版御書全集の収録遺文の目録に関して考えてみたいと思います。 旧創価学会版は、いわゆる堀日亨編集版で、かつては「大石寺版」と言われていました。現在の大石寺版御書は「平成新編…

日興と五老僧との関係について。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて今回は日蓮の弟子である「六老僧」で日興と他の5人は本当に対立していたのかという検証です。 日興は確かに民部日向と対立したことは諸文献から間違いないのですが、実は他の4人の老僧たちとは全く対立していな…

『生死一大事血脈抄』は後世の偽作である。

いつもみなさん、ありがとうございます。 今回は『生死一大事血脈抄』が偽作であることについてです。 『生死一大事血脈抄』は、創価学会信者および日蓮正宗信者さんがよく読まれる遺文の一つです。しかしながらこれは後世の偽書の可能性が非常に高い遺文な…

過去を秘匿する姿勢。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて創価学会という教団は、過去の歴史を正しく伝えていないと私は考えています。 だからこそ、このブログでは客観的な記述や文献、根拠を可能な限り提示し、本当の創価学会の姿を描き出したいと考えています。これ…

選挙における勝利至上主義の池田大作氏。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて以前にも書いたことですが、創価学会における選挙至上主義という考え方は実は会長時代の池田大作氏によって強調されてきた考えなのです。 戸田城聖亡き後、池田大作氏は創価学会の総務に就任しますが、この時に…

『百六箇抄』『御本尊七箇相承』で強調される日蓮と俊範の関係について。

いつもみなさん、ありがとうございます。 今回は比叡山修学時代の日蓮が、横川の俊範に師事していたことについてです。今回はジッリオ・エマヌエーレ・ダヴィデの論文『俊範の教説と日蓮への影響について』(日本仏教総合研究13号、2015年)の内容から、自分…

大石寺から追い出された14世日主。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて今回は大石寺14世日主が後年、大石寺から追放され、栃木県下野市の小金井蓮行寺に蟄居していたことについて、書いてみようと思います。 大石寺18世(17世)日精の『家中抄』日主伝の項目に以下のような記述が残…

「勘文」について。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて今回は「勘文」についてです。 「勘文」とは何でしょう? 実は日蓮は『立正安国論』を「勘文」としているのです。 「勘文」をWikipediaで調べてみると、朝廷から諮問依頼を受けた神祇官や陰陽師等の学者が書いた…

自己弁護の人たち。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて創価学会や日蓮正宗を脱落した幹部たちには、独自グループを立ち上げる人が少なくありません。 創価学会の退会組には、そう言う方が多いように思います。 波田地克利らのグループ、正木伸城、また宿坊の掲示板で…

戒壇本尊下部の「束」(つか)。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて今回は戒壇本尊本体の下部に付いていることが推定される、奇妙な2本の「束」(つか)について、書いてみたいと思います。 日蓮正宗に伝わる「戒壇本尊」ついて、このブログでは何度も検証をし、それが後世の偽作…

トルコ大地震に沈黙する教団指導者。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて2023年2月6日、トルコ南部、シリアとの国境付近で起こったM7.8という大きな地震により、すでに2万人を超える死者が出ています。 世界中から支援が寄せられる中、世界平和を希求するという創価学会からは、その日…