気楽に語ろう☆ 創価学会非活のブログ☆

創価学会の元非活メンバー(現在は退会済み)による語り

創価学会の新版御書全集と、それ以外の御書全集との目録の違いについて。

 
 
いつもみなさん、ありがとうございます。
 
 
 
さて今回は創価学会版の現在の新版御書全集の収録遺文の目録に関して考えてみたいと思います。
 
 
創価学会版は、いわゆる堀日亨編集版で、かつては「大石寺版」と言われていました。現在の大石寺版御書は「平成新編」を用いることが多いでしょう。
 
 
創価学会版、いわゆる堀日亨版の御書全集の目次を画像であげてみます。

 
きちんとここには執筆年次、真蹟の所在、時代写本の所在、また録内や録外のページ数まできちんと記録されています。
 
 
次に平楽寺版の『日蓮聖人遺文全集』から目次を見てみましょう。

 
ここでは本巻の目次に真蹟の所在が記され、別巻の目録にはきちんと録内録外や他受用御書等への収録の有無が記載されています。丁寧に各御書の通用される別称も付記されていますね。
 
次に日蓮ではありませんが、興風談所発刊の『日興上人全集』の目録をみてみましょう。

 
ここでは丁寧に系年や日興真蹟の所在、また収録された全集も『日蓮宗宗学全書』『日蓮正宗歴代法主全書』だけでなく、『鎌倉遺文』『静岡県史』まで確認して、その収録の有無をきちんと掲載しています。この全集には巻末に日興真蹟の写真も掲載されていまして、可能な限り真蹟から翻刻したことが記されています。
 
 
それでは現在の創価学会が刊行する、創価学会新版の御書全集の目次を見てみましょう。

どうでしょうか?
これで日蓮遺文に関して、何がわかるのでしょうか?
時代写本や真蹟の所在もわからない。そもそもそんなものを紹介する気がないとしか思えません。
これが日蓮の門流の正統な教団が発刊する御書のレベルでしょうか?
みなさんはどのようにお考えになるでしょうか?