気楽に語ろう☆ 創価学会非活のブログ☆

創価学会の元非活メンバー(現在は退会済み)による語り

元広宣部や非活・未活・退会信者の読者とともに。

いつもみなさん、ありがとうございます。 こんなブログを書いていまして、私が小難しい教学の記事を書くことも多く、「気楽非活さんは教学の知識がある」と言われることもあるのですが、本人は全然そんなことを思っていません。 というのも、私は単なる広宣…

宝塔について。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて今回は法華経の宝塔についてです。 創価学会や日蓮正宗、顕正会のような大石寺系教団は法華経見宝塔品の「宝塔」を「生命の尊厳」「人間の五体の比喩」「法華経の行者それ自体が宝塔」と解釈することが多いかと…

大石寺旧信徒たちの「十二日講」の実態。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて今回は日蓮正宗の旧信徒、伝統講の方々の信仰形式についてです。 日蓮正宗・大石寺の信徒組織の全体は本来「法華講連合会」と呼ばれます。これは「講」と呼ばれる複数の信徒組織の緩やかな連合体のようなもので…

一闡提について。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて今回は「一闡提」(いっせんだい)という言葉についてです。 この「一闡提」という語は『大般涅槃経』に出てくる語で、主に日蓮正宗や創価学会系の信者たちの間では「正法を信じず、悟りを求める心がなく、成仏…

文上と文底。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて私はこんなブログを書いているためか、あちこちから批判されることもしばしばです。もちろん生産的な批判や、私の間違い等を正してくださる賢明な読者もおりまして、そのようなご意見やご批判はありがたく思って…

『四菩薩造立抄』について。

いつもみなさん、ありがとうございます。 ところで『四菩薩造立抄』という日蓮の遺文をみなさんはご存知でしょうか。 この御書は録外初出、日蓮真蹟も古写本も現存しません。したがって同抄の成立については疑義が持たれているようです。 この御書は弘安2年5…

極楽浄土に女性はいない。

いつもみなさん、ありがとうございます。 今回は「極楽浄土には女性はいない」と言う点です。 このブログで既に書いていることですが、法華経中に即身成仏は説かれておらず、代わりに未来世において成仏する予言や極楽浄土に往生することが説かれています。…

批判を受容する人、受容できない人。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて私がここで日蓮正宗や創価学会といった大石寺系教団の矛盾点を取り上げ、批判するのは自身のかつての信仰姿勢の反省でもあります。 口汚い誹謗中傷は否定されるべきですが、根拠のある批判は自由であるべきです…

阿弥陀仏の名号と法華経の名号。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて浄土宗や浄土真宗で、阿弥陀仏の名を唱えることは『仏説阿弥陀経』に見られるところなのですが、日蓮系教団が言う『法華経』の題目のみを唱えるという教義は法華経には説かれていないように思います。 自分の読…

総帰命式と四聖帰命式。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて戒壇本尊の相貌を研究した『石山本尊の研究』の著者、柳澤宏道氏は同書中で曼荼羅本尊の「帰命式」に二つあることを示しています。それは「総帰命式」と「四聖帰命式」です。 同書からそれぞれの説明を紹介して…

大阪事件で池田大作が逮捕された日は7月3日ではない。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて創価学会の公式に認める歴史に「大阪事件」と言うものがあります。 これは昭和32年(1957年)4月に参議院大阪地方区の補欠選挙があり、創価学会陣営がタバコを使って有権者を買収したとして数十名の創価学会信徒…

日蓮は末法の本仏ではない。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて今日は日蓮本仏説のお話の続きです。 日蓮が佐渡以降、生涯にわたって、釈迦を本仏と捉えていたことは諸抄からも明らかなことです。『南条兵衛七郎殿御書』(真蹟:京都本隆寺現存)には「ひとり三徳をかねて恩…

教主釈尊より大事なる行者とは。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて私はこのブログで、創価学会や日蓮正宗等、大石寺系教団の「日蓮本仏説」を批判しています。 「釈尊を本仏とする文証」 https://watabeshinjun.hatenablog.com/entry/2016/11/07/000833 「久成釈迦仏と付属の弟…

白木家を入信させたのは原島家である。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて今回は池田大作氏の夫人である池田香峯子、その実家、白木家と原島家の関係についてです。 池田香峯子(旧名:白木かね)は主婦の友社編著で自身へのインタビューをまとめた『香峯子抄』(主婦の友社、平成17年…

ノリエガ氏は大石寺をかつて訪問していた。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さてこのブログでは池田大作氏がパナマの「麻薬王」と称された犯罪者、ノリエガ将軍と友好的な関係を結んでいたことを何度か記事にしています。 「池田氏とノリエガ氏との交友。」 https://watabeshinjun.hatenablog…

日寛は佐渡以降の本尊を「二千二百三十余年」としている。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて私は日蓮曼荼羅本尊の図顕讃文の「二千二百三十余年」について、いくつか記事を書いています。 「「二十余年」と「三十余年」」 https://watabeshinjun.hatenablog.com/entry/2017/04/05/062638 「『三師御伝土…

『冒険少年』と『ルビー』は「姉妹誌」だった。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて以前に戸田城聖の出版会社、日本正学館では大衆娯楽雑誌として『ルビー』を出版していました。内容は官能的な娯楽小説等、かなり際どい内容の大衆誌だったのです。 「戸田城聖は出版業で雑誌『ルビー』も出して…

「自受用身」は『大乗起信論』から真言密教を経由して伝わった思想である。

いつも皆さん、ありがとうございます。 さて「X」(旧Twitter)でも少し呟いたことなのですが、よく日蓮正宗で言われる「自受用身」という仏の三身の概念が、空海の『弁顕密二教論』冒頭に普通に出てくるのです。 ここから考えて、大石寺教学の「自受用身」…

戒壇本尊は1472年以降に偽作された。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて私の素朴な疑問なのですが、そもそも大石寺9世日有は応仁元年(1467年)、第10世日乗に血脈を付嘱して一度隠居します。ところが、隠居した後の大石寺のことがどうにも私の腑に落ちないのです。 この辺の相承の断…

『問注得意抄』の意図。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて文永6年の日蓮の書状に『問注得意抄』(真蹟は中山法華経寺蔵)と言うものがあることを、皆さんはご存知でしょうか。 文永6年(1269年)5月、日蓮に対する最初の弾圧がまずその檀越たちに加えられることになりま…

日道は日興の葬儀に参列していない。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて大石寺3祖日目から4世日道に対して「唯授一人の血脈相伝」があったことを大石寺側は主張するのですが、実は日目から日道への相承があったことを裏付ける根拠は全く存在せず、京都要法寺日辰『祖師伝』によれば小…

「一切は現証に如かず」と書かれた『教行証御書』は偽書である。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて今回は「三証」ということについて、考えてみます。 「三証」とは創価学会や日蓮正宗系教義の説明するところによるなら「文証」「理証」「現証」のことになります。 創価学会の公式サイトによるなら、文証は経文…

日蓮の門下の中心者は武士と僧侶であり、民衆は誰もいない。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さてこのブログでは日蓮の教説に「民衆仏法」という側面は存在しないことを何度となく書かせて頂いています。 「日蓮は民衆仏法ではない。」 https://watabeshinjun.hatenablog.com/entry/2017/04/11/061808 「日蓮…

日蓮の門弟はおのおの独自の見識から本尊書写をしていた。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて今回の記事は、ある読者からの情報提供によるものです。いつもありがとうございます。 内容は少し前に書きました、「日興は五老僧の本尊書写に異論を唱えていない」という記事に関連するものです。 「日興は五老…

妙本寺文書から見る、日目から日郷への相伝の事実。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて今回、「X」(旧「Twitter」)でも書いたことなのですが、ひょんなことから、保田妙本寺文書を閲覧する機会を得ました。 出典は財団法人千葉県史料研究財団編『千葉県の歴史 資料編中世3(県内文書2)』(千葉…

四条金吾は日興とは分かれた門流である。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて今回は四条金吾についてです。 四条金吾は正しくは「四条中務三郎左衛門尉頼基」と言い、日蓮の門下として知られます。武術に優れ、医術にも秀でていた彼は建長8年(1256年)、池上宗仲・宗長、工藤吉隆らと前後…

中山日常が教義上最重要とした7編の日蓮真蹟とは何か。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて今回は中山法華経寺における日蓮真蹟の保存に関して、少し書いてみたいと思います。 中山日常(富木常忍)の『常修院聖教事』に記録された日蓮真蹟遺文は61点、うち今日まで中山法華経寺の聖教殿に保管されてい…

読むこと。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて今回はいつもと趣向を少し変えて、教学ということをテーマにして、私が考えていることを少し書いてみたいと思います。 私のブログの読者の皆さんからは、私のブログ記事における教学について、お褒め頂けること…

『三大秘法抄』は日蓮の著作ではない。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて今回は『三大秘法禀承事』(『三大秘法抄』)が偽書である点についてです。 同抄『三大秘法抄』は顕正会が依拠とする日蓮遺文として有名です。 内容として三大秘法のうち、本門の戒壇建立の条件が具体的に説かれ…

日興は五老僧の本尊書写に異論を唱えてはいない。

いつもみなさん、ありがとうございます。 さて日蓮正宗、大石寺系教団の教えでは本尊書写について「唯授一人」「付弟一人」「金口相承」等と称して、一人から一人に受け継がれるものと考えられているようです。 しかしこれは後世に作られた化儀に過ぎません…