気楽に語ろう☆ 創価学会非活のブログ☆

創価学会の元非活メンバー(現在は退会済み)による語り

日興が遺した写本に富士門流系の相伝書は一つも存在しない。





いつもみなさん、ありがとうございます。




さて2021年11月18日に創価学会日蓮の『御書全集新版』を発刊しました。
この中で、真蹟不存のため信用性の低い文献として扱われる『御義口伝』『百六箇抄』『本因妙抄』『産湯相承事』『二箇相承』等、富士門流系の相伝書は、相変わらず収録されたままです。


大石寺写本『御義口伝』の改竄」

「『本因妙抄』本文の改竄」

「『百六箇抄』の問題点①経巻相承」

「『百六箇抄』の問題点②男尊女卑思想」

「『百六箇抄の問題点③史実との不整合」



上記記事どれを読んでも、いかに『御義口伝』『本因妙抄』『百六箇抄』等、富士門流系の相伝書の信用性が低いかわかるかと思います。



ところで、大石寺開山は白蓮阿闍梨日興ですが、彼は日蓮遺文の写本を非常にたくさん遺しています。それらは師の教えに厳格であった日興の使命感に基づくものと考えられます。
ではその日興本人の写本に『御義口伝』や『百六箇抄』等の相伝書の写本が一つでもあるのでしょうか。
答えは全く存在していません。



『日興上人全集』(興風談所、平成8年)から、日興本人による日蓮遺文の写本全ての目録を全て載せてみます。どこにも『御義口伝』『百六箇抄』『本因妙抄』『二箇相承』の写本は存在しません。一つも存在していないのです。

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師匠の教えを守ることに厳格だった日興は、日蓮の真蹟本尊に倣って曼荼羅を書写し、遺文の写本を多く遺しました。
それにも関わらず、なぜ『御義口伝』や『百六箇抄』『二箇相承』等の重要な相伝書、後世に伝えなければならない筈の相承書の写本が日興筆で一つも遺されていないのでしょう。
つまり日興在世中には、これらの相伝書が存在せず、日興没後に偽作された可能性が高いことを雄弁に物語っていると思います。