いつもみなさん、ありがとうございます。
「大石寺写本『御義口伝』の改竄」
「『本因妙抄』本文の改竄」
「『百六箇抄』の問題点①経巻相承」
「『百六箇抄』の問題点②男尊女卑思想」
「『百六箇抄の問題点③史実との不整合」
ではその日興本人の写本に『御義口伝』や『百六箇抄』等の相伝書の写本が一つでもあるのでしょうか。
答えは全く存在していません。
『日興上人全集』(興風談所、平成8年)から、日興本人による日蓮遺文の写本全ての目録を全て載せてみます。どこにも『御義口伝』『百六箇抄』『本因妙抄』『二箇相承』の写本は存在しません。一つも存在していないのです。
それにも関わらず、なぜ『御義口伝』や『百六箇抄』『二箇相承』等の重要な相伝書、後世に伝えなければならない筈の相承書の写本が日興筆で一つも遺されていないのでしょう。
つまり日興在世中には、これらの相伝書が存在せず、日興没後に偽作された可能性が高いことを雄弁に物語っていると思います。