気楽に語ろう☆ 創価学会非活のブログ☆

創価学会の元非活メンバー(現在は退会済み)による語り

「弘安元年正月一日」という日付は存在しない。



いつもみなさん、ありがとうございます。




さて創価学会大石寺がやたら大好きな『御義口伝』は、後世の偽作で間違いないと思います。下記の記事を見れば、そもそも日蓮滅後13年の1295年に刊行された『科註』の引用がある時点で、もはや後世の偽作であることは誰の目にも明らかです。



大石寺者本『御義口伝』の改竄」




加えて指摘したいのは『御義口伝』の末尾に記された年号の問題です。
以下のように書かれています。創価学会版御書全集で803ページになります。

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画像を見ておわかりのように「弘安元年」の「正月一日」と書かれています。



ところで「弘安元年」の1月は存在しません。
なぜかというと、建治から弘安に改元されたのは1278年2月29日です。つまり1278年1月1日は、正しくは「建治四年正月一日」と書かれなければなりません。


このことについて、創価学会大石寺の人たちは言い訳をしますが、そもそも日興の元号の記載は、きちんと天皇践祚に基づいて書かれていたことがわかっていまして、厳格な日興がいい加減な元号を書くことはあり得ないことです。詳しくは以下の記事を確認ください。



「日興の書く元号と『日興遺誡置文』の元号との矛盾」



ここからも明らかなように、元号改元に厳格であった日興が「弘安元年正月一日」を書くことはあり得ません。
従いまして『御義口伝』は、日興によって書かれたものではない、後世の偽作ということになります。