気楽に語ろう☆ 創価学会非活のブログ☆

創価学会の元非活メンバー(現在は退会済み)による語り

2023年の創価学会の年間テーマは「青年・凱歌の年」

 
いつもみなさん、ありがとうございます。
 
 
 
さて2022年10月6日付の聖教新聞では、創価学会の2023年のテーマが発表されました。
2023年のテーマは「青年・凱歌の年」だそうです。

 
 
ここでこれまでの創価学会の毎年のテーマをおさらいしてみます。
 
創価学会・毎年のテーマ
 
1959年(昭和34年)黎明の年
1960年(昭和35年)前進の年
1961年(昭和36年)躍進の年
1962年(昭和37年)勝利の年
1963年(昭和38年)教学の年
1964年(昭和39年)団結の年
1965年(昭和40年)勝利の年
1966年(昭和41年)黎明の年
1967年(昭和42年)躍進の年
1968年(昭和43年)栄光の年
1969年(昭和44年)建設の年
1970年(昭和45年)革新の年
1971年(昭和46年)文化の年
1972年(昭和47年)地域の年
1973年(昭和48年)教学の年
1974年(昭和49年)社会の年
1975年(昭和50年)教育・家庭の年
1976年(昭和51年)健康・青春の年
1977年(昭和52年)教学の年
1978年(昭和53年)教学の年
1979年(昭和54年)人材育成の年
1980年(昭和55年)地域の年
1981年(昭和56年)青年の年
1982年(昭和57年)青年の年
1983年(昭和58年)建設の年
1984年(昭和59年)健康の年
1985年(昭和60年)開拓の年
1986年(昭和61年)人材育成の年
1987年(昭和62年)平和・地域の年
1988年(昭和63年)信行・成長の年
1989年(平成元年)行学・前進の年
1990年(平成2年)原点・求道の年
1991年(平成3年)平和と拡大の年
1992年(平成4年)創価ルネサンスの年
1993年(平成5年)創価ルネサンス・勝利の年
1994年(平成6年)創価ルネサンス・栄光の年
1995年(平成7年)栄光・躍進の年
1996年(平成8年)新世紀・大勝の年
1997年(平成9年)新世紀へ前進の年
1998年(平成10年)新世紀へ民衆勝利の年
1999年(平成11年)新世紀へ地域勝利の年
2000年(平成12年)21世紀開幕 青年の年
2001年(平成13年)新世紀 完勝の年
2002年(平成14年)対話拡大の年
2003年(平成15年)栄光・大勝の年
2004年(平成16年)創価・完勝の年
2005年(平成17年)青年・拡大の年
2006年(平成18年)青年・躍進の年
2007年(平成19年)前身・勝利の年
2008年(平成20年)人材・拡大の年
2009年(平成21年)青年・勝利の年
2010年(平成22年)創価完勝・青年躍進の年
2011年(平成23年)人材・躍進の年
2012年(平成24年)青年学会 拡大の年
2013年(平成25年)青年学会 勝利の年
2014年(平成26年)世界広布新時代 開幕の年
2015年(平成27年)世界広布新時代 躍進の年
2016年(平成28年)世界広布新時代 拡大の年
2017年(平成29年)世界広布新時代 青年拡大の年
2018年(平成30年)世界広布新時代 栄光の年
2019年(令和元年)創価勝利の年
2020年(令和2年)前進・人材の年
2021年(令和3年)希望・勝利の年
2022年(令和4年)青年・飛躍の年
2023年(令和5年)青年・凱歌の年
 
 
となります。
昨年に続いて「青年」をキーワードにしたテーマにしたということは、昨年に引き続き、よほど青年層の活動家の掘り起こしが急務であり、必要な課題なのでしょう。
 
 
聖教新聞(2022.10.6付)では全国方面長会議が行われたことが書かれ、原田会長の指導として、以下のように書かれています。
 
 
「席上、明年のテーマを「青年・凱歌の年」とすることが発表された。
原田会長は、広宣流布大誓堂の完成10周年となる明年を、青年を先頭に「世帯増・部員増」「活動者増」という拡大の凱歌で飾りゆくことを約し合いたいと強調。
そのためにも、"本年の勝利なくして明年の勝利もない"との決意で、下半期を「折伏・弘教」「聖教拡大」「人材拡大」に走り抜きたいと語った。
具体的には「教学部任用試験(仏法入門)の研さんを通じた、広布拡大に挑戦する人材の育成」「11、12月のSOKAユースフェスタなどの機会を活用した、青年世代の成長・激励」を力説。
とりわけ重要なのは直接会い、顔と顔を合わせての一対一の対話、一人一人への励ましであると述べ、全幹部が「励まし週間」「座談会の結集と成功」に総力を挙げ、「信心の歓喜」みなぎる広布の団結を築いていこうと呼びかけた。」
 
 
そんな内容です。
私が活動家だった時、1990年代から既に青年層、とりわけ後継の年代の減少は深刻な課題であり、信濃町が殊更に言わなくても現場で真剣に悩んでいたことです。事実それを受けてのことと思いますが、2000年の年間テーマは「21世紀開幕 青年の年」です。そして「青年」がテーマにこの時に採用されたのは何と1982年以来のことであり、18年ぶりに「青年育成」ということを既にこの時、テーマとして創価学会が活動していたことになります。
 
 
しかしながら青年は増えませんでした。当然ですが、そもそも統監がいないのです。
2022年8月6日に行われた全国の高等部の会合結集は惨憺たる結果であり、東京方面は第2総東京も含めて高等部は200人程度しか集まらず、九州や中国方面に至っては20人程度しか集まらない。全国で合わせておよそ700人の高等部しか結集できませんでした。
高等部3学年集めての結果がこれです。地域や方面差はありますが、場所によっては圏や県単位、小中高合同で未来部の会合を開かないと、会合そのものが成立しないところさえ出ています。
 
 
恐らく原田稔会長が述べたいところは、任用試験を通じて布教を進め、新しく青年層を取り込みたいところかと思います。事実、任用試験は創価学会以外の友人も受験することが可能であり、そこから布教拡大に繋がったとする事例も出てきています。信濃町執行部としては来年に向けて今年の任用試験を布教数と活動家数増加の突破口にしたいと考えているのでしょう。
 
 
しかしながら地域に若い世代が減りすぎてしまった現状としては、青年層の糾合は難しいことがわかります。
そもそも私の現在の地域や、多くの地域組織では既に地区や支部の活動家は65歳〜75歳の方がほとんどです。その中に50歳程度の団塊ジュニア世代の活動家が数人、一部の地区にいる程度。20代の若い男女青年部はここ何年も見たことも聞いたこともありません。数年前の新年の「成人の日」に、分県の中心会館に集まったメンバーはわずかに4人でした。しかも4人中3人は実家に帰ってきていただけであって、地元のメンバーは1名しかいませんでした。日蓮正宗も現在布教数が伸びず、連日『大百法』で早瀬日如氏が布教に檄を飛ばすようになりました。創価学会も同様に青年層の活動家に枯渇するようになったのです。
 
 
若い人たちが果たして75歳の人たちしか集まらない地区座談会に勇んで結集しようと思うでしょうか?
若い人たちが楽しくもない集まりに参加しようと思うでしょうか?
私が男子部世代の活動家だった頃は皆でいろんなことをやりました。バーベキューをやったり、部員とカラオケに行ったり、お好み焼き大会をやったり、ソフトボールをやったり、サッカーをやったり、会合でコントを企画したり、焼き肉を食べに行ったり……いろんなことをしたものです。実際、遊説隊や文化祭、少年少女部や合唱団などで、男女青年部が出会う場も比較的多くありました。その頃の青年部世代にはその出会いから恋愛や結婚をした人たちも多くいました。
 
 
今は遊説隊も出せません。文化祭もありません。男女青年部が楽しく企画する活動もありません。日蓮正宗の御講も創価学会の座談会ももはや旧態依然の活動に堕してしまっていて、青年が喜んで出たい場所ではなくなっています。
そもそも信濃町の執行部が青年ではありません。原田稔氏や長谷川重夫氏はもう80歳近い年齢です。
 
 
申し訳ないのですが、創価学会の衰退は既に既定路線です。信濃町執行部は2022年参院選比例区618万票がネックになっているかと思いますが、今後これが爆発的に拡大することはあり得ません。来年は活動家たちの献身的な活躍により、一時的に得票数が増えることが予想されますが、それは一時的なものであって、長い目で見れば創価学会日蓮正宗も減衰は免れないのです。全国で未来部1学年分の統監で既に1万人を割っているところがあることが如実にそれを物語っています。もともとの頭数が創価学会内部にいません。そして若い人がいない以上、外から若い人たちを惹きつける魅力に既に枯渇してしまっていることに信濃町執行部自体が気づいていないのが致命的なのです。
最後に2000年以降、年間テーマに「青年」を入れた年だけを抜き出してみたいと思います。創価学会が2000年以降、どれだけ青年層拡大に失敗してきたのかがよくわかるかと思います。その失敗したことを真摯に認め、信濃町が自分たちの間違いを認めない限り、創価学会の青年層拡大はあり得ないでしょう。
 
 
2000年(平成12年)21世紀開幕 青年の年
2005年(平成17年)青年・拡大の年
2006年(平成18年)青年・躍進の年
2009年(平成21年)青年・勝利の年
2010年(平成22年)創価完勝・青年躍進の年
2012年(平成24年)青年学会 拡大の年
2013年(平成25年)青年学会 勝利の年
2017年(平成29年)世界広布新時代 青年拡大の年
2022年(令和4年)青年・飛躍の年
2023年(令和5年)青年・凱歌の年