気楽に語ろう☆ 創価学会非活のブログ☆

創価学会の元非活メンバー(現在は退会済み)による語り

人形劇団「ぴっかりこ」のこと。





いつもみなさん、ありがとうございます。
さて今回は創価大学にかつて存在したサークル「人形劇団ぴっかりこ」についてです。




この「ぴっかりこ」は、創価大学からの圧力があり、解散させられたサークルの一つと言われたりしますが、真実はよくわかりません。



私はこの「ぴっかりこ」に所属していた当時のメンバーたちをよく知っています。人形を操って明るく元気にギターで歌いながら、テーマソングを歌って新入生を勧誘してましたっけ。とっても面白かったです。「お空の星に〜」「ぴっかぴっかぴっかりこ」みたいなそんな歌詞でした(笑)。



側から見れば楽しそうなサークルなんですが、内実はちょっと不思議な側面を持っていました。このサークルは当時存在した中央体育館の裏あたりで活動することが多かったのですが、そこで創価学会の「学会歌」をよく指揮しながら皆で歌っているのです。学生のサークルのはずなのに、宗教団体の歌をバリバリに歌っているというのは一種異様な光景でした。


創価大学はあくまで「大学」であり、創価学会とは本来別のものです。ですから学生のほとんどは創価学会二世の人が多いけれど、実際には全く創価学会員ではない人も存在していました。
ところが、この「ぴっかりこ」という団体はそもそもサークルの設立の趣旨として「世界広宣流布」とか「池田先生の思想を世界に広める」というようなことが公然と謳われていて、サークル活動と宗教活動の境が曖昧だったんです。



加えて彼らは卒業生OB、OGや、学生ではない一部の創価学会員との関係があり、よく滝山亭で「ぴっかりこ」メンバーは彼らの御書講義なんかを聞いていたりしていました。またその幹部のような男性が「ぴっかりこ」の滝山亭でのミーティングに入り、幹部指導のようなものを学生たちにしていました(私はそれを見たことがあります)。



以前、創価大学閥や正木正明氏の池田絶対主義的な思想の遠因をブログで書きましたが、彼ら「ぴっかりこ」もまた学内の信仰組織的な色彩が強く、独自の思想を彼らで立ち上げてしまったような印象がどうも私には拭えないんですね。


創価大学閥と池田絶対主義」


私は正木正明氏らのような創価大学閥の持つ「池田原理主義」的な思想的傾向が創価大学卒業生にある程度存在していると考えていまして、この人形劇団「ぴっかりこ」はその一つの表れだったのではないかと推測しています。


「ぴっかりこ」に思想的な影響を与えていた創価学会員さんが「ぴっかりこ」とどういう関係なのかよくわからないのですが、少なくとも風貌からは全く学生には見えませんでした。


学内から圧力があったのかどうかよくわかりませんが、結果として「ぴっかりこ」は解散処分となり、気がついたらなくなっていました。どうも「ぴっかりこ」にはOB会のような組織も存在していたようなのですが、それもこの時に解散したようです。


その後、彼らは創価大学を相手取り、OB会が解散に追い込まれ、精神的苦痛を受けたとして損害賠償を求めていたことが『赤旗』で報じられます。
裁判所に陳述書を提出したのは創価大学18期生の野村清彦氏で、その陳述書によれば裁判を起こさないように彼を止めたのが野村氏の義父で、公明党衆議院議員田端正広氏(大阪3区)だったそうです。


私は実感として「ぴっかりこ」がやや宗教的に原理主義的傾向に走っていたのをよく知っています。その影響に少なからず卒業生や会員の一部が関わっていたことも事実だったと考えています。
そんなわけで、創価大学、あるいは学内組織からなんらかの解散に近い措置がとられたであろうことはよく理解できます。
事実、「創価革新学生連合」(創革連)とか「創価大学ゴールデンベルリンガーズ」など、「ぴっかりこ」以外にも解散処分となった団体は存在します。


恐らく「ぴっかりこ」のメンバーは宗教的使命感に燃えて活動するあまり、正木正明氏のような池田原理主義的思想に傾斜し、やや疎んじられるグループに先鋭化してしまったのではないかと私は考えています。