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さて先日2025年6月22日投開票の東京都議会議員選挙の結果が出ました。
驚いたことに公明党の得票総数は何と激減して530,217票、出馬した22候補のうち、大田区で2名が落選、新宿区で1名が落選。合計3名落選、議席数19となり、1965年に都議会が自主解散を決めて以降、公明党は最低の議席数となりました。得票総数も1965年の506,705票に次ぐ少なさとなりました。4年前の都議選と比べてなんと10万票以上を減らしているのです。
以下は東京都選挙管理委員会発行の「投票結果」(令和7年6月23日、0時17分発表)

公明党都議選、獲得議席と票数
1965年:506,705票(23議席)
1969年:784,090票(25議席)
1973年:845,210票(26議席)
1977年:748,327票(25議席)
1981年:862,847票(27議席)
1985年:950,165票(29議席)
1989年:799,111票(26議席)
1993年:603,121票(25議席)
1997年:705,816票(24議席)
2001年:722,464票(23議席)
2005年:786,292票(23議席)
2009年:743,427票(23議席)
2013年:639,160票(23議席)
2017年:734,697票(23議席)
2021年:630,810票(23議席)
2025年:530,217票(19議席)
【目黒区】
2021年:16,515
2025年:公明党撤退
【豊島区】
2021年:19,925
2025年:17,524
【中野区】
2021年:24,364
2025年:19,707
【北区】
2021年:27,580
2025年:24,600
【足立区】
2021年:29,365+27,493=56,858
2025年:25,806+25,332=51,138
【荒川区】
2021年:19,493
2025年:16,398
【大田区】
2021年:25,770+23,062=48,832
2025年:22,340+19,854=42,194
【北多摩3区】
2021年:21,872
2025年:21,745
【新宿区】
2021年:18,764
2025年:16,457
【品川区】
2021年:23,188
2025年:19,351
【江東区】
2021年:31,864
2025年:27,128
【墨田区】
2021年:19,526
2025年:19,456
【町田市】
2021年:27,006
2025年:23,285
【北多摩1区】
2021年:29,386
2025年:23,953
【杉並区】
2021年:23,538
2025年:20,098
【世田谷区】
2021年:32,200
2025年:26,824
【葛飾区】
2021年:30,725
2025年:26,572
【板橋区】
2021年:33,835
2025年:26,959
【江戸川区】
2021年:43,077
2025年:39,631
【練馬区】
2021年:37,209
2025年:30,140
【八王子市】
2021年:45,053
2025年:37,057
全ての選挙区で公明党は票を減らしました。
得票が増えた選挙区は一つもありません。全て減っているのです。一部の公明党・創価学会系の総括に「公明党は得票を増やした」という人もいるようですが、4年前から一つも票を増やした選挙区はありません。全て票を減らしています。まさに大敗です。
そして今回の都議選の投開票を見ていて強く感じたことは「公明党の出足の悪さ」です。
そもそも公明党は緻密な票割りと票読みで、必ず勝てる選挙区にのみ候補を立てます。今回公明党都議会で落選者が出たのは実に1989年以来、36年ぶりのことで9回連続全員当選がかかっていました。それができなかったのです。
緻密な票割りと票読みで、公明党の候補は開票早々に「当確」がつくことがよくあります。それがなかなか出ず、当落線上のラインでしばらく動きませんでした。
これには理由もあって、支援組織の創価学会は多く内部票で期日前投票を推進しています。したがって公明党は出口調査が概ね低く出る傾向があり、投票日当日は創価学会の信徒たちは活動家であればあるほど、ほとんど期日前で投票済みのことが多いのです。
今回、公明党候補が当落線上でなかなか「当確」が出なかった理由がまさにここにあり、しかも今回の都議選は投票日当日の友人や内部非活・未活動家票が減少傾向にあることの表れかと私は考えられると思います。逆に言えば教団内部の活動家たちはその多くが期日前投票する傾向がさらに強まり、より結束して選挙を戦った印象があります。
個人的に抱いた印象は以下のようなものです。
2、票の減少の割には善戦し、19議席を獲得したが、結果として新宿区で1議席、大田区で2議席を失い、全員当選を果たすことができず、1965年の都議会自主解散以降、過去最低の議席数となった。公明党が都議選で全員当選を果たせなかったのは1989年以来、36年ぶりのことである。
今後の都議選について。
「創価学会の選挙戦②KとFとZ」
しかしながら、今回は勝ちに行くあまり、期日前(Z票)を優先し、友人に多い当日票を取りこぼしたのではないかと思います。また創価学会信徒が友人に頼んだ票も、その多くが公明党に入れておらず、離反した比率も高まった可能性も大いにあるでしょう。
全体から見れば、創価学会組織の退潮、信徒の高齢化と減少は如何ともし難いのですから、より外に開かれた組織、そして外から評価される組織へと改革していかなければならないと思います。
2021年の都議会議員選挙で公明党は63万票を取りましたが、この4年で53万票まで減らしました。10万票の減少であり、撤退した目黒区の分を差し引いたとしても8万票以上も4年間で減らしています。まして2024年の衆議院選挙の比例区東京ブロックの得票数57万票からも4万票以上も減らしているのです。