気楽に語ろう☆ 創価学会非活のブログ☆

創価学会の元非活メンバー(現在は退会済み)による語り

都議会公明党・63万票の衝撃。




いつもみなさん、ありがとうございます。



さて都議会議員選挙が終わり、都議会公明党はまさに常勝軍団、23名の全員当選を果たしました。
やっぱり公明党は強いなぁと思い、公明党のホームページから獲得票数を確認しました。
各候補者の獲得票数は載っていたのですが、肝心な「東京都議会議員選挙での公明党の総獲得票数」が載っていませんでした。
今後の公明党の趨勢、とりわけ秋の衆議院総選挙を占う意味で、個人的には外せないデータです。それが掲載されていない。
そこで電卓で、一つ一つ数字を合計していきました。出た結果は、



630,810票



衝撃的な数字が出てきました。
ちなみに4年前の2017年都議会議員選挙で獲得した公明党の総獲得票数は、



734,697票



です。
つまり4年間で10万票以上の激減です。
そりゃ、接戦になるのも頷けます。



公明党都議会の総獲得票数を下にあげてみましょう。



1965年:506,705票(23議席
1969年:784,090票(25議席
1973年:845,210票(26議席
1977年:748,327票(25議席
1981年:862,847票(27議席
1985年:950,165票(29議席
1989年:799,111票(26議席
1993年:603,121票(25議席
1997年:705,816票(24議席
2001年:722,464票(23議席
2005年:786,292票(23議席
2009年:743,427票(23議席
2013年:639,160票(23議席
2017年:734,697票(23議席
2021年:630,810票(23議席




公明党都議会の議席数・得票数のピークは1985年です。それが1993年から一気に60万票まで激減します。
主たる原因は、ちょうどこの頃の第2次宗創紛争の時期にあたりまして、創価学会から離れて大石寺宗門に降った会員信徒が少なからずいたのだろうと推測されます。
その後、都議会議員選挙で公明党は60万から70万票程度の得票数に甘んじます。



2017年は、都民ファーストが躍進した年の都議選であり、都議会公明党都民ファースト選挙協力をしたことで、73万票にまで票を伸ばしました。対照的に自民党はこの年、改選前の57議席を大きく減らし、ほぼ半減と言ってよい23議席(なんと公明党議席数と同数です)にまで、議席を減らすことになります。



今回の2021年の選挙で自民党は、33議席を獲得しましたが、これは2013年改選前の57議席に遠く及ばない数であり、過去2番目に少ない都議会自民党の獲得議席数になります。
公明党都民ファーストから自民党へと選挙協力の相手をシフトさせたのかと思います。現有議席の23全議席、全員当選を確保しましたが、その内実は10万票以上の得票数減であり、決して手放しで喜べない数字になります。私などはむしろ秋の衆議院総選挙への危機感がより強まった印象を受けます。
議席数から見れば、都議会公明党は全員当選の文字通り「大勝利」ですが、そもそも1965年の選挙では50万票で23人当選になっています。むしろ全員当選の花が付くまで想像以上の接戦となり、時間がかかったことの方が看過し得ない大きな問題だろうと考えます。



日本共産党の今回の都議選の獲得総票数は630,158票で、得票率は13.57%です。そして公明党もほぼ変わらない630,810票であり、得票率は13.58%で、この2党は得票数、得票率がほぼ変わらなかったのです。つまり今回の選挙で都議会公明党日本共産党に票数で追いつかれた格好になります。



秋に予定されているのは、衆議院総選挙です。
当然ながら小選挙区を含む戦いであり、今回の得票数激減は、衆議院議員選挙への危機感を喚起して余りあることはデータが充分に示していると思います。