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創価学会の元非活メンバー(現在は退会済み)による語り

秋の衆議院選挙で与党を負かせるには(2)




いつもみなさん、ありがとうございます。



さて少し前に選挙でどうすれば与党を負かせることができるのか、と言うようなことをブログで書いてみました。



「秋の衆議院選挙で与党を負かせるには」



ここでも書いたのですが、大事なことなので、ポイントをきちんと書いておきたいと思います。



◯投票に行かないと、結果として自民党公明党が当選しやすくなります。


◯選挙に行ってもしも無記入で「白票」を投じると、組織票の自民党公明党は当選しやすくなります。


◯与党以外の人で期日前投票に行く人が増えないと、うっかりの投票忘れが増えて、自民党公明党は当選しやすくなります。



つまり自民党公明党の与党を負かせたいと思うのならば、


1、必ず投票に行くこと


2、必ず自民党公明党以外の候補(比例区では政党名)を書いて投票すること


3、忘れないように期日前に投票を済ませること


この3点が非常に重要なポイントになります。
なぜかというと、とりわけ比例区は投票数も大事ですが、とりわけ各政党間の票の比率が重要になるからです。



ここで具体的にはあげたいのは2009年の衆議院選挙です。
この時、与党は惨敗して政権交代が実現します。鳩山政権が誕生したことは記憶に新しい方もいらっしゃるでしょう。
私は別に鳩山政権になんら共感などしていませんが、事実として2009年の選挙で与党は敗北しました。


この時のデータを見ると、なんと公明党比例区で805万票を取っています。
それにも関わらず、公明党は改選前の31議席から21議席と、なんと10議席も落とします。小選挙区も全員落選するのです。この時に落選した議員こそ太田昭宏北側一雄氏らです。



805万票の獲得とほぼ同じくらいの衆議院選挙と比べたらよくわかるかもしれません。
例えば2000年に行われた森内閣の時の衆議院選挙では公明党は776万票を獲得しています。この年は800万を切っているんですね。改選前の公明党議席数が42で、選挙後は31で激減しましたが、それでも比例区で24、小選挙区で7の議席を確保しています。



2009年の比例区での公明党得票率は、11.45%です。獲得議席は21です。
2000年の比例区での公明党得票率は、12.97%です。獲得議席は31です。
つまり、800万票を獲得した筈の2009年の方が比例区での得票率が低く、比例獲得議席が伸び悩んだのです。それに小選挙区落選が追い討ちをかけました。
それに対し、比例区で800万に届かない776万獲得の2000年の選挙の方が全体から見た得票率では12.97%で結果的に31の議席を獲得しているのです。
ですから、とりわけ比例区で大事になるのは票の総数というより、全体から見て他の政党に入る票との比率の問題なのです。



野党に票が具体的に入れば与党は不利になります。
反対に投票に行かなかったり、白票を投じたりすれば、与党が有利になります。
だからこそ与党を負かせるためには、逆に野党を勝たせなければならないのです。
これが現在の選挙制度のポイントなのかと思います。創価学会本部と公明党は、この制度上のポイントをよく知り抜いているのです。



確かに今の野党が支援できない、不安だという声があることも事実でしょう。
それなら一度だけ次の選挙で試しに投票して、その次の選挙で納得できないのなら投票しなければよいのです。それこそが民主主義だと私は思います。
選挙の結果により、政党は自分たちの行動を変えざるを得なくなるのですから。


追記
2021年8月22日に横浜市長選挙が予定されています。この日に菅義偉首相が推す小此木八郎候補が果たして当選するのかどうかが一つの指標になりそうですね。実質的に自民党票は割れているので、後は浮動票を持つ人たちがどれだけ投票に行くかにかかっている気がします。これで小此木八郎候補が落選することがあれば、党内は騒然とする筈です。