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ところで、大石寺第3祖の日目の『日興上人御遺跡事』の全文を今回は紹介してみましょう。
上野六人老僧之方巡可奉守護但本門寺建立之時者可奉納本堂。此條依日興上人仰奉支配事此背此旨成異議失タラン輩者永可為大謗法仍誡之状如件。
正慶二年癸酉二月十三日
日善花押
日仙花押
日目花押」
『日興上人御遺跡事』にはきちんと「本門寺」と書かれていまして、日興の本門寺の構想がきちんと日目に引き継がれていることが確認できるかと思います。ちなみに『日蓮正宗歴代法主全書』第1巻によれば、『日興上人御遺跡事』は、日目真蹟正本が大石寺に現存するとしています。
ところが本門寺に納めるべきものに御影と御下文が書かれてあるのですが、戒壇本尊についての言及は全くありません。
このように日目も言及していません。