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さて今回は「桂冠詩人」についてです。
ところで「桂冠詩人」とは本来中世ヨーロッパで始まったもので、有名なのはイギリス王室から贈られる「桂冠詩人」です。有名な桂冠詩人を挙げるならウィリアム・ワーズワース、ジョン・ドライデン、ベン・ジョンソン、ジョン・メイスフィールドなどがいます。
もう少し正確に言いますと、池田大作氏に「桂冠詩人」の称号を与えたのは「世界芸術文化アカデミー」(WAAC. World Academy of Arts and Culture)で、「世界桂冠詩人」「世界民衆詩人」「世界平和詩人」の称号を与えたのが「世界詩歌協会」(WPS. World Poetry Society Intercontinental)になります。
この団体の中心人物が詩人のクリシュナ・スリニバスという人です。スリニバス氏は2007年に亡くなられましたが、池田大作氏に「桂冠詩人」等の称号が贈られたのは、スリニバスの同人団体へのSGIからの支援やサポートに対するお礼の意味がこもっているのが大きいのだそうです。
その時のスリニバス氏の発言は以下の通りです。
「この十年間は、イケダとSGIは私たちの活動をよく助けてくれた。特にSGIで渉外を担当しているコセキ・ヒロフミ【創価学会国際室・小関副部長か】は私たちが毎月、発行する『ポエット』を東京のSGIに送り、それをコピーしたものを合計で三百部ほどになるが、世界中にあるSGIの組織を使って、アメリカやオーストラリア、ヨーロッパ、アジアなどの大学などに贈ってくれている」
「パトロン」とは後援者、支援者の意味であり、財政的な支援者ということになります。
つまりスリニバス氏に対して直接金銭の授受等があったのではないにせよ、SGI及び創価学会の国際室等から世界詩歌協会他への財政的な部分も含んだ何らかの支援があり、そこから協会は池田大作氏を「パトロン」と称していたことになります。つまり池田大作氏の「桂冠詩人」等の称号はイギリス王室と何の関係もないものであり、クリシュナ・スリニバス氏の関係する詩の同人団体から氏の支援に対する返礼もかねて「桂冠詩人」等の称号が与えられたと推察するのが自然なことであるように思います。
参考文献及び参考資料
また『世界詩歌協会』機関誌「Poetry World」のトップページにも明確に池田大作氏を「Under the patronage」と記してあり、池田大作氏が同誌からパトロンとして認識されていたことがわかります。