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創価学会の元非活メンバー(現在は退会済み)による語り

御肉牙は大石寺14世日主の時にはまだ存在しなかった。





いつもみなさん、ありがとうございます。



さて少し前の記事で大石寺の謎の宝物「御肉牙」について書きましたが、私にとってはそんな教義があること自体、おぞましいことのように感じられたなりません。



「御肉牙について」



ところでこの御肉牙ですが、大石寺では法主代替わりの時の虫払い法要にて、一般公開されることが知られています。




ところで、過去の大石寺法主の代替わりの際の虫払い法要にて、この御肉牙が出てくるかというと、そうではありません。
大石寺14世日主は、天正元年(元亀4年、1573年)に大石寺法主になりますが、その年の霊宝虫払い法要の記録が残されています。本文の後に日主の原本画像を挙げますが、上段が天正元年(元亀4年)の代替わりの年にあたる虫払い法要の記録、下段は天正8年の時の記録になります。


「御筆、数十二通
御筆之大本尊、一包、同三包
 元亀四年癸酉八月十九日
御つつらのうち、むしはらいの人数事
当貫   僧日主 花押
隠     日院 花押
    久成坊  日悦 花押
    寂日坊  日誉 花押
御代  理鏡坊  日順 花押
御中居 積善坊  日出 花押」
(日主『霊宝虫払日記』日蓮正宗歴代法主全書1-460ページ)

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これを読むとわかりますが、どこにも「御肉牙」は出てきません。元亀4年は天正元年であり、この年に日主は法主になっています。
つまり御肉牙そのものが後世の創作であり、日蓮の歯でも何でもないものを勝手に作って、代替わりの虫払い法要で見せるということを大石寺がやってきたということになります。