気楽に語ろう☆ 創価学会非活のブログ☆

創価学会の元非活メンバー(現在は退会済み)による語り

創価学会の次の会長は。




いつもみなさん、ありがとうございます。



さて、創価学会の現在の会長は原田稔氏ですが、今年(2021年)で80歳になる年齢です。
創価学会の会員の高齢化も叫ばれて久しいですが、最高幹部たちも漏れなく高齢化しています。
創価学会の会則第14条によれば、会長の任期は4年とされています。原田稔氏は2019年に再任されていますから、次の任期末である2023年には82歳になることになります。
創価学会の理事長は長谷川重夫氏ですが、彼もまた原田稔会長と同じく1941年生まれで、今年(2021年)で80歳になります。



そこで今回は、会員とともに高齢化する信濃町幹部の方々の中で、果たして次期会長候補として相応しい人物は誰にあたるのか、全くの私見ながら考えてみたいと思います。




現在の創価学会の最高幹部を列挙してみます。



名誉会長:池田大作SGI会長兼任)
会長:原田稔SGI会長代行兼任)
理事長:長谷川重夫(宗教法人代表役員)
主任副会長:池田博正(SGI副会長、関西最高参与兼任)、石嶋謙二(元杉並総区総主事、墓苑センター長兼任)、大場好孝(東海道総主事、監正審査会委員長、SGI理事長兼任)、金澤敏雄(元総東京長、中央社会協議会副議長兼任)、谷川佳樹(壮年部長、創価学園理事長兼任)、萩本直樹(総東京長、中央社会協議会議長、聖教新聞社代表理事兼任)、原田光治(聖教新聞社総主事)、山本武(元総九州長、総務会議長兼任)

壮年部長:谷川佳樹
女性部長(旧婦人部長):永石貴美子
青年部長:志賀昭靖
男子部長:西方光雄
女子部長:大串博子



……とまあ、こうなります。
理事長から会長になった前例は、第4代会長の北条浩氏ですが、これは1979年(昭和54年)の池田大作会長辞任に伴うものです。また現在の長谷川重夫理事長はすでに原田稔氏と同じく1941年生まれですから、長谷川重夫氏の会長就任は難しいでしょう。
そうなりますと、8人の「主任副会長」の中から次の会長候補が出ると考えるのが自然でしょう。


池田博正(1953年〜、68歳)
石嶋謙二(1949年〜、72歳)
大場好孝(1942年〜、79歳)
金澤敏雄(1953年〜、68歳)
谷川佳樹(1956年〜、65歳)
萩本直樹(1953年〜、68歳)
原田光治(1943年〜、78歳)
山本武(1943年〜、78歳)



こうして列挙してみると、改めて創価学会が幹部とともに高齢化している実態がよくわかります。
8人の主任副会長の中で、もっとも若いのが谷川佳樹氏、次いで金澤敏雄氏、萩本直樹氏、池田博正氏になります。
現在の原田稔氏の会長就任は2006年のことです。この時の原田氏は65歳ですから、やはり70歳〜80歳になろうとされる方に後継を託すというのはなかなかあり得ないだろうと推察します。
そうなるとこの4人くらいしか後継の会長候補は見当たらないことになります。



谷川佳樹氏は創価学園を経て、東京大学卒。三菱商事に就職した後、創価学会から採用されて本部職員になります。学生部長から男子部長、青年部長、壮年部長を経て創価学会事務総長まで務めた方ですから、この方が一番会長に近いのかもしれません。ただ個人的に活動家時代、この方は婦人会員から人物的にあまり好評価されなかった印象があります。乙骨正生氏によれば「組織運営に長け」「自民党寄りのホープ」「官僚的な谷川」とされています。



金澤敏雄氏は萩本直樹氏の前の総東京長で、創価大学1期生の方です。中央社会協議会副議長というのは、公明党との連絡会議に参加して選挙の度に創価学会として推薦者、支援候補を決める会議の主要なメンバーになります。ただ総東京という方面幹部を務めていますが、青年部の主要な役職に就いていないことがネックになるでしょう。また現在68歳で、会長任期が切れる2023年には70歳になるところも気になります。



萩本直樹氏は現在の総東京長であり、谷川佳樹氏の先輩筋に当たります。聖教新聞社代表理事を務め、知的な一面もあり、創価大学の中野毅名誉教授とともに国際宗教研究所の顧問にも就任しています。
意外とこの方の会長就任もありそうですが、やはり青年部役職を務めていないことが少し引っかかります。この方も原田会長任期切れには70歳になろうとする年齢です。



池田博正氏はご存知のように池田大作氏の長男です。関西創価高校、慶応大学を卒業した後、関西創価高校で教員を勤めます。一時は父親との関係が希薄でしたが、弟の池田城久氏の死去をきっかけに信濃町に呼ばれ、副会長、副理事長に就任します。その後、主任副会長に就任。現在はSGI副会長、未来本部統括本部長等を兼任しています。この方は池田大作氏の子息ということもあり、常に次期会長候補として名前のあがる方ではありますが、青年部役職には就いていません。年齢的には間もなく70歳になる頃です。



となると、年齢的・キャリア的に一番可能性のある谷川佳樹氏でさえ、2021年現在65歳であることから、もう少し若い幹部、また青年部出身の人たちはいないのかということが疑問に浮かんできます。



正木正明氏は谷川佳樹氏の先輩に当たる方ですが、すでに体調不良を理由に理事長を辞任しています。正木氏は高等部長や男子部長、青年部長を歴任していますから、創価学会青年部として花形の役職を務めてきた方です。ただ一度体調不良で表舞台から消えていますので、再起は難しいのかもしれません。



弓谷照彦氏は東京大学を蹴って創価大学に入学。中野毅ゼミで頭角を表した優秀な方でした。この頃の組織では池田大作氏から高く評価されて男子部長まで務めた話も聞いています。ただご存知のように女性問題が発覚し、弓谷氏は役職を解任されます。地元の会館で謝罪をしたという話も聞きますが、再び第一線に返ってくるとは到底思えません。



不思議なことなのですが、この頃の青年部幹部たちのほとんどが、今何をしているのか、一般会員の間からはよくわからなくなっているんですね。多くが方面幹部や総区・総県幹部等になっていて、信濃町に残っていないことが多いためと考えられます。
弓谷照彦氏の前に男子部長を務めた杉山保氏は、私の記憶では青年部総主事、SGI男子部長も務めたほどの優秀な方でした。青年部長にも就任している筈なのですが、今は信濃町ではあまり名前を聞きません。神奈川総主事の後に副会長にもなっていたかと思いますが、最高幹部とは言えないようです。また杉山保氏の前の男子部長だった迫本秀樹氏も現在どうされているのか、私はよくわかりません。
弓谷照彦氏の電撃解任の後、男子部長になった佐藤芳宣氏など今や名前さえほとんど聞きません。どこかの方面で活躍されているのかもしれませんね。
また谷川佳樹氏の後輩で男子部長を務めた佐藤浩氏という方がいましたが、今回の遠山清彦氏の騒動もあり、創価学会本部職員を辞任したそうです。佐藤浩氏は公明党自民党、とりわけ菅義偉まで繋がるパイプ役でしたが、この方も第一線からはいなくなりました。



そうなると、青年部からいきなり会長就任というのも難しそうな印象を受けます。橋元太郎氏や竹岡光城氏、志賀昭靖氏、西方光雄氏等がいきなり会長に数年後になるというのはいささか想像しにくいことです。



ここでは一つ一つ名前を挙げられないのですが、私の知る限り、多くの優秀な青年部出身者が信濃町に入りましたが、あっという間に名前を聞かなくなりました。信濃町中央に置かずに、方面幹部として活躍されることが多かったのでしょうが、個人的に「若い世代を地方や方面幹部に飛ばすだけで、あまり大事にしていないのではないか」という印象を受けます。



後は元公明党委員長の太田昭宏氏でしょうか。
太田昭宏氏は谷川佳樹氏の先輩にもあたりますし、また彼も男子部長等、青年部役職を歴任しています。ただ一度公明党に入っているので、今から会長というのは難しい可能性が高いです。



創価学会の最高幹部はほとんどが男性であり、「男尊女卑」とも取られかねない旧態依然な体質は古くから批判されてきました。かつての最高幹部の女性はせいぜい柏原ヤス氏くらいです。
とすれば、ここで女性部から会長を輩出することも創価学会は視野に入れていいのではないかと思います。現在の女性部長は永石貴美子氏(旧姓・寺島貴美子、元女子部長)を筆頭に当時の女子部幹部を総務会や副会長クラスにどんどん抜擢するくらいのことをしないと、今の創価学会の体質は変わらないかもしれません。



かつての女子部幹部、多くが今や婦人部ですが、中村江利子氏、井桁和枝氏、舘野光湖氏くらいの世代を返り咲きで副会長クラスに持ってきて、女性部を創価学会の顔として底上げするくらいの荒療治をしないと、次の衆議院選挙で創価学会本体が回復不能な傷を負いかねない気さえしてきます。