気楽に語ろう☆ 創価学会非活のブログ☆

創価学会の元非活メンバー(現在は退会済み)による語り

人材育成の失敗の責任。





いつもみなさん、ありがとうございます。



私は元々、男子部時代は創価学会の活動家でした。
男子部や女子部等、青年部の支部幹部のことを、創価学会では「部長」と呼びますが、部長時代に組織内からたくさんの後継を出してきました。



そもそも当時の統監(創価学会上の在籍名簿みたいなもの)は、部で4地区ありましたが、各地区10〜20人近くいました。もちろん全てが活動家ではなく、統監上のみの不在部員、幽霊部員さんも少なくなかったのですが、週に一度の部活では各地区リーダーが集まって楽しくやっていたことも事実です。
やがて若手の地区リーダーから遊説隊長を選出し、彼が私の後の部長になります。



そうして私は更に上の役職になります。本部や圏(ゾーン)、県、総県などに上がるようになります。未来部の役職は少年部、中等部、高等部の責任者全てをやりました。
ところがある時期から突然、青年部がいなくなります。
後継者を育てようと思っても出てこないのです。会合にも出ない、スタッフに登用しても出てこない、そもそもいない、創価学会からは離れる、そんな人ばかり。
かつて男子部における「部長」というのは、そんな簡単になれる役職ではありませんでした。本尊流布を達成して布教数1、また新聞営業12ポイント(12ヶ月)くらいを最低あげないとなれるものではありませんでした。
それが今や人がいれば誰でもなれるくらいで、信仰歴の浅い人でも部長になっていたりします。
しかしそれ以上に深刻なことは、そもそも統監そのものがいなくて部長が空白の支部さえ存在することです。



未来部で少年少女部のスタッフ配置を考えていた時も難航しました。少年少女部は当然ながら男子部と女子部のスタッフがそれぞれに必要です。人事も各支部や本部の責任者のみならず、県合唱団のスタッフ、ピアノ伴奏、歌唱指導、団長、副団長等の多様な人材の配置が必要になります。
ところが、どんどん人がいなくなっていきます。そもそも少年少女部の統監自体が減り、新規のメンバーが県で数名もいません。いるのに本人や親が希望しない人も少なくありませんでした。
男子部のみならず、女子部のスタッフの枯渇は目を覆うような惨状でした。総県少女部長から新しいスタッフを紹介された人が、会った翌月からはもう来なくなるくらいです。
誰もいません。
これでは合唱団など運営できません。
私と総県女子部幹部だけで何ができるのでしょう。
現在はその合唱団自体がお払い箱のような扱いを受け、壮年・婦人部が運営しているようですが、ほとんどまともな運営も為されていません。



今では県書記長と本部長の兼任など、私が男子部の頃なら考えられないような兼任人事が横行しています。
部長不在で本部長が入って、実質的に部長になっている組織など普通にあります。
つまり人材は拡大するどころか、減少し、衰退してしまったのです。



創価学会日蓮正宗同様に、自分たちの教団の都合の悪いところを認めたがりません。
しかし本当に人材を拡大したいのなら、認めるべきだと私は思います。
90年代から行われてきた、創価学会の人材育成のために、池田大作と執行部が打ってきた手は、全て失敗だった、敗北だったと認めることから始めなければ、そもそも反省と総括さえできない筈です。
しかしそういうことをしたがらない、自分たちの責任を決して認めない、敗北の責任を上が取らない、そういう無責任体質こそが創価学会の特徴であり、同時に日蓮正宗同様に大石寺系教団としての特質なのかもしれません。