気楽に語ろう☆ 創価学会非活のブログ☆

創価学会の元非活メンバー(現在は退会済み)による語り

青年部体験談特集を読んで。

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いつもみなさん、ありがとうございます。



さて創価学会の活動家さんから、こんな本を頂きました。


青年部体験談特集
『RUN IT!  笑顔の明日に向かって』



一読して驚いたのですが、ほとんど仏教色は払拭されていまして、どこかの自己啓発本かと見紛うばかりでした。


恐らく今後の創価学会は、こんな感じの自己啓発的な体験談を売りにして布教していきたいのでしょう。
まあ、教団がどんな姿勢に変わっても別に自由ですし、大石寺の日寛教義を借り物として、宗教団体として独自性を高めたいというのは、理解できる気はします。


私が解せないのは、かつて主張していた教学とか教義とかは全部吹っ飛ばし、そんなの「関係ない」くらいに開き直って、三代会長、とりわけ池田氏を根本とした教団にますますなってきているということです。
もはや池田さんの存在くらいしか教義がないんですね。


今までやってきたこと、今まで信じてきたこと、今まで正しいと信じて他宗を否定してきたこと、そういったものを「今は都合が悪いし、使わないでおこう」という姿勢について、私はあまり評価したくありません。


過去の教義が誤っていたのなら、率直にそれを認めて謝罪をすればよいだけです。
間違った教義を広めてきてしまったのなら、そのことを素直に認めて反省をし、その反省の上で新しい何かを作るべきでしょう。
過去をなかったことにし、忘れて生きることは、私には歴史を軽視しているように映ります。
それに池田大作氏はかつて「日本は歴史健忘症だ」と発言していたはずです。


過去を総括しない、反省もしない、それでいて布教のために時代に即応して教義を変えていくなら、単なる時代への迎合としか私には思えません。
時代が変わっても変わってはならない教義というものがどの宗教にもあろうかと思うのですが、大石寺創価学会にはそういう根本教義がそもそも存在しないのだということがよくわかる気がします。