いつもみなさん、ありがとうございます。
さて昭和41年の
池田大作会長(当時)による『
立正安国論講義』では次のように述べられています。
「すなわち、
日蓮大聖人御建立の三大秘法は、われわれ
創価学会員の手による
正本堂建立をもって完全に終了するのである。これによって、大聖人の三大秘法の威光は一段と輝きを増し、
末法万年尽未来際までの平和楽土が実現されるのである。」
すなわち
池田大作氏の発言によるなら、
正本堂の建立によって、三大秘法の建立は「完全に終了した」ことになります。
付言すれば、この講義の序で
大石寺66世の
細井日達は「会
長池田先生の畢生の大講義の一つであると信じて序となす」と述べています。
では「
末法万年尽未来際までの平和楽土」を実現しゆくはずの「三大秘法の建立の完全な終了」であった
正本堂建立は、それ以降、いったいどういう結果になったんでしょうね。
第1次宗創問題、会長辞任、さらに第2次宗創問題で
創価学会破門、さらには建立後わずか25年で
正本堂は解体されました。
三大秘法の完全な終了後に、果たして日本は平和になったのでしょうか。日本経済は豊かになったのでしょうか。
そういう過去の総括、反省がないとすれば、
創価学会も
大石寺宗門もまた、その時その時で都合の良いことを言い、そしてそれらは言いっ放しと批判されても仕方がないのではないかと私などは思います。