いつもみなさん、ありがとうございます。
この小選挙区比例代表並立制は、小選挙区で各選挙区で1名しか基本当選しません。
この選挙制度の弊害は、小選挙区で「死に票」が多く出ることです。与党に選挙で勝つためには「大きな野党」が一つになることが大切です。だからこそ新進党が生まれたわけですが、その後、新進党は解党し、野党は散り散りになってしまいました。
与党候補は小選挙区で候補を基本一本化することが多いです。理由はそうしないと与党票、組織票が割れて不利になってしまうからです。
だからこそ、野党候補が小選挙区に乱立すると、与党が有利になります。当たり前のことですが、野党候補が多数出て票が割れれば、それらは全て「死に票」となり、結果一本化した与党が勝つことになります。
これをひっくり返す、与党を負かすにはどうしたらよいか。
単純なことですが、必ず投票所に行き、小選挙区では与党に対立する候補で、最も票を集めそうな候補にあえて一票を投じることです。
もちろん比例区ではきちんと支持する政党名を正確に書くことです。
また選挙に行って、支持政党がないからといって、何も書かない白票を投じると、これまた与党が比率的に有利になります。
投票を棄権するという行為は、現政権を黙認するということと実質的に同じ意味になります。
昔、創価学会の活動家だった人たち、いわゆる現在の未活・非活メンバーの多くは「支持するところが見つからない」と感じるでしょう。
しかし支持するところが見つからないからと言って投票をしないと与党が勝つだけのことです。
だからこそ、投票することです。投票が必ずしも諸手を挙げての全面的な支持である必要はありません。創価学会の元活動家の皆さんは「投票するという行為はその政党への全面的な信任だ」と感じたりしますが、それは単なる創価学会員の先入観に過ぎません。自民党の支持層も立憲民主党の支持層も、自分の党に必ずしも入れるとは限りません。彼らは彼らで是々非々で投票します。むしろ教団の活動家がほぼ100%近く支持政党の公明党に投票するという創価学会の方が異常なのです。それは真の民主主義とは言えないと思います。
いろんな考えを持つ人がいて、いろんな政党を支持する人がいる、支持する政党があってもその時々で別の党に投票する人もいる、そしてそれぞれが違う意見を持ち、それでいて互いに尊重し合うことができるというのが民主主義の本意なのではないかと思います。
支援団体の構成員のほぼ100%が、一つの政党だけをみんな支持しているという事態こそ異様で、民主主義に相応しくないと私は思います。
必ず投票に行くことです。
投票する政党が、必ずしも自分の全面的に支持する政党である必要はありません。
対立する他党に票が入れば、公明党は小選挙区で吹き飛ばされてしまいます。票が入らなければ公明党は小選挙区で有利になります。だからこそ地区の創価学会の拠点では、投票日当日に雨が降るように祈ったりするのです。