気楽に語ろう☆ 創価学会非活のブログ☆

創価学会の元非活メンバー(現在は退会済み)による語り

日盈の目薬。




いつもみなさん、ありがとうございます。



さて、今回は大石寺17世日盈(にちえい)がかつて大石寺で目薬を売っていたということを書きたいと思います。


この目薬の件、大石寺48世日量の書いた『富士大石寺明細誌』に載っています。



大石寺目薬又上野目医師と云ふ調合所市場村清三郎兵衛。
右薬方は当山第十七代日盈上人奥州会津実成寺に在る時に老母眼病を憂ひ衆医の手を尽すと雖更に寸効無し、師歎じて七昼夜御影の宝前に籠り丹誠を抽て之を祈る、即願満の夜新に霊夢を蒙り直に其薬方を制して以て之を療す、老母眼疾忽に平愈すと、師当山入院の後救民の為に且ツは結縁の為に弟子本実坊日伝と云ふ者に相伝し寺中に於て衆人に施す愈せざる無し、老若群集市の如し、然るに寺中児女子の出入を厭い且ツは法務妨ゲ為らに依ツて之を俗甥清三郎と云ふ者に伝授す、此より彼家一子相伝数代眼科を以て業と為す、蓮祖夢想の霊方為るに依ツて療を受る者自他宗に限らず日夜題目修行を励ましむ、至誠深信の輩縦使ひ難治の症為りと雖往々感応を蒙り効験著明なる者なり。」
(日量『富士大石寺明細誌』富士宗学要集5-346〜347ページ)

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上を読むと明らかですが、大石寺日盈が母の眼の病気のために御影の宝前に籠って祈ったところ霊夢を授かり、その夢の通りに処方したところ母の目の病はたちどころに治ったと言います。その処方を相伝して信徒たちに与えると効能があり、老若男女群衆がさながら市場のように押しかけたとされています。
今なら完全に薬事法違反ですが、そのようなおまじない的な商売が、大石寺では以前から横行していたということなのでしょう。



現在の大石寺では、この日盈由来の目薬を販売していないようですが、未だに大石寺は「御秘符」と言って小さな紙片と食紅を溶いたような謎の液体を信徒に飲ませて病気が治ることを公式に認めているようです。なおこの御秘符の紙は「戒壇本尊を拭いた紙」とされています。