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「釈迦と申すは天照太神、西天に釈迦と顕はれ、諸仏の本誓妙法蓮華経を説き一切衆生悉く是れ吾が子なりと宣ふ、日本にまた大明神と顕はれ、正直に方便を捨つる本願の誓に酬て、正直の頭に宿る。末法濁世の時は、日蓮聖人と顕はれ、諸仏の本願を顕はす。」
また『産湯相承事』には以下のようにあります。
(『産湯相承事』創価学会版御書全集、879ページ)
『産湯相承事』も『本尊三度相伝』も後世に創作された偽書であると私は思いますが、少なくともこれらが"相伝書"として大石寺、あるいは富士門流諸山に伝えられ、その中で「釈迦と日蓮の本地は天照大神である」という教義が史的に形成されてきたという可能性は十分にあると思います。