いつもみなさん、ありがとうございます。
「選挙の勝利至上主義の淵源」
今回、ブログ読者で、創価学会の覆面活動家さんから投稿を頂きまして、掲載の許可を頂いたので、メール内容を紹介したいと思います。お読み頂くと、現在の創価学会がますます信仰活動と選挙支援とを結びつける傾向が強まっていることがなんとなくわかるかと思います(逆に選挙における勝利至上主義はややトーンダウンしている印象も受けました。沖縄県知事選挙の影響があるのやもしれません)。
「いつもありがとうございます。
発言した担当幹部は、総区男子部長で聖教新聞社職員の方です。
気楽非活さんが、現役の活動家だった時より、公明党の支援活動の意味が少し変わったように感じたのでメールしました。
以下、メールが長くなりますが、総区男の発言の要旨です。
“最初に、今まで男子部で曖昧だった政治学習会と支援学習会について明確に区別したいと思います。
個人の幸せに向き合う生きた宗教であるからこそ、日本が民主主義国家で選挙があるかぎり、政治とは永遠に関わり続ける必要があります。
これが人間革命の思想です。
では、選挙の支援活動に功徳はあるのか? あります。選挙の支援活動は友人に、創価学会員であることを伝え、なぜ創価学会を信じているかを伝え、人間革命、世界平和の思想、 創価の励ましの思想、全ての人の命に無限の可能性があることを信じる一念三千の思想を語るのですから、折伏そのものです、功徳が無いわけがない。
さらに言えば、このような活動ができるのは日本の創価学会だけで、世界で唯一の活動です。仏縁の拡大でいある以上功徳は絶大です。人脈を総当りすることで宿命転換できないはずが無い。
それで、自身の目標、夢、課題、悩み、宿業を投票日までに、同時に決着させていく事が大事です。
以上が発言の要旨になります。
以前から、選挙の支援活動と功徳を結びつける幹部指導はありましたが、最近より強くなったように感じます。昔は幹部の中に選挙と信心は別だと発言する人がいたように記憶していますが、 今はそのような幹部は、ほとんどいません。
2016年から青年部が取り組んでいる、VA(ボイスアクション)などでアンケート活動をする政策は、良く言えば生活に身近な物ばかりですが、安全保障や外交政策、経済政策など、難しい問題から 目をそらす為のもののように感じます。
あわせて、最近の青年部は、投票日までに自身の人生の課題に決着をつけることが大切だと強調されています。投票日までに支援活動に取り組みながら、就職、転職、恋愛、結婚、仕事での実績、 資格試験、病気の克服、人間関係の改善(職場での上司、同僚との関係。あるいは家族との関係など)等々、真剣に取り組み結果を出すのが、人間革命なのだと指導しています。
そして、注目すべきは最後に、『究極の所、公明党の議席や政策は関係無い』と発言したことです。以前の公明党の政策と違うことを指摘された時の予防線であり、今後の選挙での敗北も視野に 入っているように感じました。」
このような投稿を頂き、私も少々驚きました。
言論出版妨害事件以降、創価学会は選挙支援と信仰活動を表向きには別のものとして、建前として会員の政党支持の自由を謳いました。
実際に創価学会の活動家になれば、全てが公明党の支援ばかりで「会員の政党支持の自由」などといったところで有名無実なのですが、最近の創価学会では更に「選挙支援=信仰活動」「選挙支援に功徳がある」という傾向が強まっていることがよくわかると思います。
投稿、ありがとうございました。
また読者の皆さんからの投稿を、お待ちしています。いつもありがとうございます。
追記:
上の記事で便宜上「功徳」という語を「ご利益」という意味で使っているのは、大石寺系、創価学会員さんが当ブログの読者に多いことが予想されるため、読者の皆さんの便宜を優先したためです。ご承知頂ければ幸いです。