いつもみなさん、ありがとうございます。
さて先日、
沖縄県知事選挙の総括をいくつか記事にしましたが、その後、九州方面の
創価学会幹部の発言、そしてそれらが九州組織の現場に降りてきたことがわかってきましたので、今回はそれらを紹介してみたいと思います。
発言があったのは、
筑豊総県の婦人部の会合で、2018年10月8日、新
筑豊文化会館にて行われた「百花の会」(F票を100以上持っている婦人部の会だそうです)です。担当幹部で発言者の元九州婦人部長・S氏(2018年現在、Sさんの役職は「総九州婦人主事」とのこと)は大要、以下の発言をされました。
「公明党は支持層の9割を固めたのに、自民党は5割が限界だった。公明党が頑張った結果、8万票差で踏み止まった。」
「公明党が過去最大の結果を出さなかったら、ダブルスコア10万票以上の差で負けていた。」
「11月の県知事選までに、市長選、市議選を連勝し万全を期して勝つ予定が、翁長知事が亡くなったことにより、知事選が早まり、公明党が無党派層を取り込む時間がなかった。」
「投票日3日前は自民党陣営が投げやりになってしまい、沖縄総県婦人部長が『沖縄県の自民党本部を爆破してやりたい』と不規則発言があった。」
「玉城デニー候補を応援した野原善正氏は、安田沖縄総県長に対して暴行事件を起こし、現在傷害容疑で係争中であり、真っ当な創価学会員ではない。」
「野原善正氏は暴行事件の後、小沢一郎氏の陣営からお金をもらって創価学会を裏切った退転者である。池田名誉会長の弟子でも何でもない。」
「沖縄の創価学会が分裂しているような報道は、全てデマであり、聡明な皆さんは騙されてはいけない。」
「ここまで、創価学会員に悔しい思いをさせた玉城デニー氏が4年間の任期を全うできるはずがない。私たちの祈りで必ず現証を出していこう。」
発言の要旨は以上です。
玉城デニー氏を応援したとされる
創価学会員の野原善正氏が本当に傷害事件を起こしたのかどうか、私は寡聞にしてよくわかりませんが、九州の
創価学会組織内で彼はすでに裏切り者というレッテルを貼られています。
ここからは私個人の考えですが、
創価学会が応援したにも関わらず、勝つはずだった候補が敗北したことにより、
創価学会の
自民党に対する評価が微妙に変化してきているのがよくわかる気がします。
つまり「下駄の雪」と評され、政権与党として
自民党にくっついていく必要があるはずの
公明党が選挙に負けた結果、
自民党と一定の距離感を表明せざるを得なくなってきているということです。
民主主義における選挙の結果とはそういうものなのであって、今後
公明党は
自民党寄りの姿勢をやや修正せざるを得なくなるかと思います。それが単なる演出に過ぎず、裏では自民公明が固く手を握っている可能性も高いですが、少なくとも表面上は「
自民党とは別の独自の政党」というイメージを主張しなければならなくなってくるでしょう。そしてそのような
自民党に対する
公明党側の姿勢の微妙な変化は、今回の
沖縄県知事選挙の結果、今回の
有権者の判断がもたらしたものであるということです。
追記:
大石寺系教団の特徴で、自教団の姿勢になんら反省もできずに他者に責任を転嫁して済ませるところは、
創価学会も
大石寺となんら変わらないものだと改めて感じました。