いつもみなさん、ありがとうございます。
この中で、池田大作氏は次のように述べています。
「その意義にちなみ"大言論運動”ともいうべき運動を起こし、皆さん方一人一人の体験、あるいは家庭、ブロックなどの真実の戦いの歴史をつづり、後世に残していってはどうかと思いますが、いかがでしょうか。
テーマ、原稿量とも自分の自由でけっこうです。決して重荷に感ずる必要はない。例えば“折伏の歴史”でも“我が法戦の郷土史”でもけっこうであるし“我が家の信仰の歴史”“我が信仰記”“我が文化祭”“我が華道展““私の理想”“私の講習会記”等々、あらゆる角度から論ずることができると思う。広宣流布につながるあらゆる歴史の記録を、細微にわたって、後世の歴史家と人類のために書き残しておきたいのであります。
これらを、かりに各大ブロックで一冊の本にまとめても、一度に数万冊の広宣流布の膨大な記録が完成するわけである。後世の歴史家がひもとけば必ずや驚嘆するであろう、偉大な実像の記録である。
この勇敢な活躍、正義の敢闘、栄光の法戦の記録を残すために、仮称「不二図書館」または「広布図書館」ともいうべき意義ある図書館を建設し、収めておきたいというのが、私の現在の心境であります。」
では果たしてこの構想は実現したのでしょうか? 私は創価学会本部が、信徒の記録を残した図書館を建設したという話を全く聞きません。
むしろ創価学会は、2000年代の半ばに経営コンサルティング会社「アクセンチュア」と契約し、法人改革を進める中で、「アーカイブ事業」に関して「認定委員会」の承認を得たものしか公式な史料として認めないという内向きな姿勢を鮮明にしています。
「経営コンサルティング会社との契約」
話はやや逸れますが、立正佼成会は会付属の図書館を持っています。この図書館には宗教・仏教関連の書籍がおよそ20万冊収蔵されており、立正佼成会を含むさまざまな宗教法人の機関誌も収集しています。この図書館は杉並区にあり、15歳以上であれば誰でも(立正佼成会信徒以外の人も)利用することができます。もちろん利用は全て無料です。