気楽に語ろう☆ 創価学会非活のブログ☆

創価学会の元非活メンバー(現在は退会済み)による語り

『小国民日本』に載る日中戦争のイラスト。




いつもみなさん、ありがとうございます。



さて以前の記事ですが、戦時中の戸田城聖氏が自身の発刊する雑誌『小国民日本』で、帝国海軍を讃嘆していた事実を紹介したことがあります。


戸田城聖氏の帝国海軍への賛辞」




これを見れば明らかなように、戸田城聖日中戦争の真っ只中の昭和16年大日本帝国海軍を讃嘆し、賞賛する記事を書いていたのです。
帝国海軍は、昭和12年に渡洋爆撃を行なっており、このことから日本は国際連盟から当時、批難決議も受けています。それにもかかわらず、当時のセンセーショナルな報道に乗じて、戸田は戦争賛美の特集を組んだということです。



以下に同『小国民日本』に載っているイラストを、高橋篤史氏の『創価学会秘史』(講談社、2018年)から転載してみます。

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文章をそのまま紹介してみます。



「(1)
蒋介石が、蟲のいきになりつつも、未だに抗日をつづけてゐるのは、アメリカやイギリスが後おしをしてゐるからである。
英、米は、そんなにまでして、支那大陸から甘い汁を吸はうとしてゐる。

(2)
我が帝国は、このずるい英米を追ひはらって東洋人を助け、日本を中心とする、いつまでも変わらない東亜を作りあげようと努力してゐる。これが支那事変だ。

(3)
支那事変では、君達の父や兄は尊い血を流してをられる。この尊い仕事は、やがて大きくなったら、君たちも受けつがねばならない。

(4)
小国民たちよ、君達の任務も大きい。体をきたへてたのもしい人間となってくれ。」



これを読むと、戸田城聖氏は日中戦争を東亜共栄のための聖業であると認識していたことがわかります。そして同時に日中戦争支那事変で血を流している子どもたちの父や兄を賛美し、子どもたちにもその精神を「受けつがねばならない」と考えていたということです。