気楽に語ろう☆ 創価学会非活のブログ☆

創価学会の元非活メンバー(現在は退会済み)による語り

日興が「天台沙門」と書いた写本裏面に日蓮真蹟が現存する。


いつもみなさん、ありがとうございます。



さて少し前の記事で、日蓮立正安国論』の日興による写本が現存し、そこには日興筆で日蓮自身が「天台沙門」とされていることを紹介しました。



「日興も天台沙門を認めている」


f:id:watabeshinjun:20210625225108j:plain




この日興写本は信用性の高いものですが、その客観的な証拠として、この日興写本の裏面に日蓮本人の真蹟で『夢想御書』なる文章が書かれているのです。


f:id:watabeshinjun:20210625225142j:plain




画像を見て頂けたら一目瞭然なのですが、きちんと日付も書かれています。
内容は以下のようなものです。



「文永九年太才壬申十月廿四日夜夢想云、来年正月九日蒙古為治罰自相国大小可向等云云」



文永9年10月24日、佐渡にいた日蓮は蒙古国に関する夢を見ます。その記憶を書き留めておこうと、当時佐渡で一緒にいた日興が書写した『立正安国論』写本の裏面に直ちに書いたものと推察されます。



つまり日興自身が日蓮について「天台沙門」と書いた写本を、日蓮本人がきちんと確認しており、それを批判した形跡も見られないということになります。