気楽に語ろう☆ 創価学会非活のブログ☆

創価学会の元非活メンバー(現在は退会済み)による語り

地区討議や支部討議のこと。





いつもみなさん、ありがとうございます。



さて私は創価学会の活動家時代、一番苦手な会合は「執行会議」でした。


「執行会議」


そしてその次に苦手だったのが、実は男子部の「部討議」「本部討議」でした。
男子部時代に行った会合ですが、この種の類は四者(壮年部、婦人部、男子部、女子部の全てをまとめて創価学会では普通「四者」と呼びます)でも行われていまして、場合によっては支部討議の下に地区討議、ブロック討議があったりします。


これ、どんな会合か、と言いますと、要するに「年末に今までの活動実績を総括して、来年は目標をどうするか」というものです。


で、だいたい最初に方面ごとの目標があり、その後で総区、総県、分区、分県ごとの目標があります。その後で圏(ゾーン)に下りて、本部、支部、地区、ブロックと目標を決めないといけないんですね。


今ではどれほど縛りがあるのか知りませんが、私が青年部の頃は今年の目標が達成できていないと大抵シバかれます(笑)。だいたいはやんわりと上の幹部に突っ込まれ、来年に目標をどう達成するのかが問われます。


立てる目標は、だいたい「本部幹部会の結集数」「大学校輩出の目標数」「聖教新聞の営業部数」「布教数」(布教数は私が青年部の頃は「本流」「入決」「対話数」など事細かに決められました)、また明年に地方選挙や国政選挙があれば、その得票数も目標として決められます。セミナーや写真展、絵画展、また青年部大会、文化祭などが予定されているとその結集目標も立てる必要があります。
つまり「目標数を明確にして明年の戦いを勝利する」というリズムを組織に作るという名目で、目標を設定しないといけないんですね。


で、だいたい来年の目標がその年よりも低いと幹部は首を縦に振りません。
あともう少し、さらに上乗せ、という意識で各組織の討議は行われます。



このような目標は、見方によっては「ノルマ」と言って良いでしょう。しかしながら組織では「目に見える成果を出して師匠に報告しよう」という論理で討議がなされるんですね。



だいたいこのようなノルマを自覚せざるを得ないのは正役職では男子部なら部長さん以上、また壮年部と婦人部なら地区部長や地区婦人部長、また壮年・婦人部支部長や本部長さんでしょう。
各組織にはそれぞれの目標が上から課されており、結果的に上から数のノルマとして無言の圧力がかかる可能性があります。
もちろん全てが全て、押し付けとは言いませんが、数に圧迫される余りに下の組織で達成できそうな長に数を要求することが起こったりします。


昔はそれでも理解力のある幹部さんがいて、支部や地区ででできることとできないことがあるとある程度目標数を緩くしても許してくれる人がいたりしました。
ところが、原理主義的でバリバリの活動家ほど「きちんと目標を達成させることが相手に福運をつけることだ」と傍迷惑な勘違いをされる傾向があり、下部組織が疲弊することになります。


私は活動家時代に、そのような数の要求に疲れて、非活や未活動、ドロップアウトすることになった会員さんを多く知っています。


そんなわけで、創価学会から各地区討議、支部討議、本部討議などが一切なくなれば、どれほど呼吸しやすい組織になるだろうと実感として感じています。