気楽に語ろう☆ 創価学会非活のブログ☆

創価学会の元非活メンバー(現在は退会済み)による語り

神本仏迹説の根拠。




いつもみなさん、ありがとうございます。
さて先日、大石寺の僧侶の小笠原慈聞への暴力事件「狸祭り事件」について、記事を書きました。


「狸祭り事件」


ところで、なぜ小笠原氏がスケープゴートとされたのかと言いますと、彼は「神本仏迹説」という教義を立ち上げたからだとされています。つまり天照大神が本地であって、釈迦も日蓮もその垂迹であるとする考え方です。


ところで、この「神本仏迹説」なんですが、実は大石寺相伝書にはきちんとこんなことが書いてあります。



「一、釈迦と申すは天照大神西天に釈迦と顕はれ諸仏の本誓妙法蓮華経を説き一切衆生悉く是れ吾が子なりと宣ふ、日本にまた大明神と顕はれ正直に方便を捨つる本願の誓に酬て、正直の頭に宿る、末法濁世の時は日蓮聖人と顕はれ、諸仏の本誓を顕はす」
(『本尊三度相伝』富士宗学要集1-39ページ)



一読すればわかるように、ここで書かれているのは天照大神が本地であり、釈迦や日蓮はその垂迹であるとすることであり、小笠原慈聞氏の唱えた説となんら変わりはありません。


つまり創価学会が小笠原氏を糾弾して「神本仏迹説」を否定したということは、本来大石寺に伝わっていた古来の相伝を否定したということになります。


まあ、この『本尊三度相伝』というものもかなり信憑性に乏しい書でして、そもそも写本を遺している水口日源なる人物が一体どこの寺の何者なのか私には全くわからないのですが(笑)、少なくとも大石寺の古来の教義に小笠原氏が言う「神本仏迹説」なるものが存在したことは言えると思います。