いつもみなさん、ありがとうございます。
もう一度整理して書くと以下のようになります。
「वं」バン
「हां」カーン
「हूं」ウン
不動と愛染を左右に並べる曼荼羅様式は『三尊合行法』に見られる形で、14世紀に確立したものです。問題は日蓮が時代的に先駆けてこの曼荼羅の様式を取っている点と、日蓮がなぜか不動を描く際にカーンではなくバン字を使っていることです。
なぜ「バン」なのか、それが水大の徳を表現したものだという仮説は以前ブログでは書きました。
「梵字『バン』について」
しかしながら、なぜ不動が「バン」なのかは、まだわからないままです。
この辺がわかる方がいたらぜひご教示を頂きたいと思っています。