気楽に語ろう☆ 創価学会非活のブログ☆

創価学会の元非活メンバー(現在は退会済み)による語り

「バン」と「ウン」と「カーン」





いつもみなさん、ありがとうございます。
さて今日のテーマは、日蓮曼荼羅本尊に書き込んでいる梵字についてです。
以前もブログで書いたように、日蓮曼荼羅の右側に不動明王として「वं」(バン)を、左側に愛染明王としてहूं」(ウン)を書いています。


ところで、本来不動明王を書くなら梵字は「हां」(カーン)になるはずです。不動の種子を表す梵字は本来は「हां」カーンだからです。しかし日蓮曼荼羅を見る限り、右側の梵字は「カーン」には見えません。


もう一度整理して書くと以下のようになります。


वं」バン


हां」カーン

हूं」ウン



不動と愛染を左右に並べる曼荼羅様式は『三尊合行法』に見られる形で、14世紀に確立したものです。問題は日蓮が時代的に先駆けてこの曼荼羅の様式を取っている点と、日蓮がなぜか不動を描く際にカーンではなくバン字を使っていることです。


なぜ「バン」なのか、それが水大の徳を表現したものだという仮説は以前ブログでは書きました。

梵字『バン』について」


しかしながら、なぜ不動が「バン」なのかは、まだわからないままです。
この辺がわかる方がいたらぜひご教示を頂きたいと思っています。