気楽に語ろう☆ 創価学会非活のブログ☆

創価学会の元非活メンバー(現在は退会済み)による語り

選挙支援と信仰活動を結び付ける傾向。





いつもみなさん、ありがとうございます。


さて最近の創価学会では、公明党への選挙支援と創価学会の宗教活動を結び付けることが常態化してきているようです。


以前に宗教活動と選挙支援活動を結び付けている、その淵源が池田大作氏の『立正安国論講義』にあるのではないかという提起を記事で書いたことがあります。


「選挙の勝利至上主義の淵源」


今回、ブログ読者で、創価学会の覆面活動家さんから投稿を頂きまして、掲載の許可を頂いたので、メール内容を紹介したいと思います。お読み頂くと、現在の創価学会がますます信仰活動と選挙支援とを結びつける傾向が強まっていることがなんとなくわかるかと思います(逆に選挙における勝利至上主義はややトーンダウンしている印象も受けました。沖縄県知事選挙の影響があるのやもしれません)。


いつもありがとうございます。
 さて今回の情報は、2018年12月12日(水)に東京都S区某地区拠点の某会員宅で行われた三本部合同の男子部政治学習会での事です。
発言した担当幹部は、総区男子部長で聖教新聞社職員の方です。
気楽非活さんが、現役の活動家だった時より、公明党の支援活動の意味が少し変わったように感じたのでメールしました。
以下、メールが長くなりますが、総区男の発言の要旨です。
 
 
“最初に、今まで男子部で曖昧だった政治学習会と支援学習会について明確に区別したいと思います。
 政治学習会は公明党の政策を学ぶ学習会です。Fを取るときの語り口にしてください。
 支援学習会は創価学会がなぜ公明党を支援するのか学ぶ学習会で、主に御書や池田先生の指導を学びます。ですから今回は支援学習会になります。
 皆さんに強調したいのは、「創価学会は生きた宗教である」と言う点です、信仰を根本に個人の幸せに向き合っている宗教団体は創価学会だけです。
 個人の幸せに向き合う生きた宗教であるからこそ、日本が民主主義国家で選挙があるかぎり、政治とは永遠に関わり続ける必要があります。
 日蓮大聖人の立正安国論は究極の平和主義です。新人間革命の4巻と21巻に池田先生が立正安国論に言及していますので熟読して下さい。
 創価学会の考える世界平和とは、戦争が無い状態が平和ではありません。 物質的に恵まれた状態が平和ではありません。精神的に満たされた状態になって初めて平和であると考えます。
 一対一の対話でひとりひとりを幸せにできる創価学会こそが、世界で唯一、世界平和を実現できる団体であり創価の励ましが世界に広まった時が世界平和なのです。
 これが人間革命の思想です。
 では、選挙の支援活動に功徳はあるのか?  あります。選挙の支援活動は友人に、創価学会員であることを伝え、なぜ創価学会を信じているかを伝え、人間革命、世界平和の思想、創価の励ましの思想、全ての人の命に無限の可能性があることを信じる一念三千の思想を語るのですから、折伏そのものです、功徳が無いわけがない。
さらに言えば、このような活動ができるのは日本の創価学会だけで、世界で唯一の活動です。仏縁の拡大でいある以上功徳は絶大です。人脈を総当りすることで宿命転換できないはずが無い。
さらに極論すれば、公明党議員を当選させることが目的ではない。投票日までに、人脈を総当りして、人間革命の思想、創価の思想を語っていく。
それで、自身の目標、夢、課題、悩み、宿業を投票日までに、同時に決着させていく事が大事です。
投票日の万歳は、自身の明確な目標を達成できた事に対する万歳であり、究極の所、公明党議席や政策など関係ないのです。”
 

以上が発言の要旨になります。
 
以前から、選挙の支援活動と功徳を結びつける幹部指導はありましたが、最近より強くなったように感じます。昔は幹部の中に選挙と信心は別だと発言する人がいたように記憶していますが、今はそのような幹部は、ほとんどいません。
 
2016年から青年部が取り組んでいる、VA(ボイスアクション)などでアンケート活動をする政策は、良く言えば生活に身近な物ばかりですが、安全保障や外交政策経済政策など、難しい問題から目をそらす為のもののように感じます。
 
あわせて、最近の青年部は、投票日までに自身の人生の課題に決着をつけることが大切だと強調されています。投票日までに支援活動に取り組みながら、就職、転職、恋愛、結婚、仕事での実績、資格試験、病気の克服、人間関係の改善(職場での上司、同僚との関係。あるいは家族との関係など)等々、真剣に取り組み結果を出すのが、人間革命なのだと指導しています。
 
そして、注目すべきは最後に、『究極の所、公明党議席や政策は関係無い』と発言したことです。以前の公明党の政策と違うことを指摘された時の予防線であり、今後の選挙での敗北も視野に入っているように感じました。」
 




このような投稿を頂き、私も少々驚きました。


言論出版妨害事件以降、創価学会は選挙支援と信仰活動を表向きには別のものとして、建前として会員の政党支持の自由を謳いました。
実際に創価学会の活動家になれば、全てが公明党の支援ばかりで「会員の政党支持の自由」などといったところで有名無実なのですが、最近の創価学会では更に「選挙支援=信仰活動」「選挙支援に功徳がある」という傾向が強まっていることがよくわかると思います。


投稿、ありがとうございました。
また読者の皆さんからの投稿を、お待ちしています。いつもありがとうございます。


追記:
私は基本「功徳」という語を「ご利益」のような意味で使う大石寺系教団、創価学会の用法を疑問視しています。
上の記事で便宜上「功徳」という語を「ご利益」という意味で使っているのは、大石寺系、創価学会員さんが当ブログの読者に多いことが予想されるため、読者の皆さんの便宜を優先したためです。ご承知頂ければ幸いです。