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創価学会の元非活メンバー(現在は退会済み)による語り

奉書写之の4文字。

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いつもみなさん、ありがとうございます。



さて大石寺では法主書写本尊の左下に「奉書写之」の4文字が書かれることについて、これを「之を書写し奉る」と読み、ここでの「之」とは「大石寺奉安堂蔵の弘安2年戒壇本尊」であると考えます。


実際『大白法』掲載の文書である『創価学会「ニセ本尊」破折100問100答』でも「奉書写之」の「之」は「戒壇本尊」である旨を述べています。


ところが調べてみると、大石寺法主でも3世日目や6世日時、8世日影、9世日有は書写本尊に「奉書写之」や「書写之」という文字を書いていません。
更に付言すれば日興本人の書写本尊にも「書写之」と書かれていないものが存在します。


冒頭画像はそれぞれ、

9世日有(文安4年5月19日、村上家蔵)
8世日影(応永20年8月、柳目妙教寺蔵)
6世日時(明徳3年4月13日、宮野妙円寺蔵)

全て大石寺法主の書写本尊ですが、これらには見ておわかりのように「奉書写之」という文字は書かれていません。


ここから考えて、大石寺には元来「奉書写之」の文字を書く教義的な前提が存在していたわけではなく、後世に作られたものに過ぎないのでしょう。日興書写本尊の中には「奉書写之」ではなく単に「書写之」「写之」等と書かれて「奉」の文字が省かれているものも存在しますし、全く書かれていないものも存在しています。