気楽に語ろう☆ 創価学会非活のブログ☆

創価学会の元非活メンバー(現在は退会済み)による語り

戸田城聖の紫宸殿本尊に関する発言。

f:id:watabeshinjun:20181028145849p:plain









いつもみなさん、ありがとうございます。



さて昨日のブログ記事で大石寺末寺信行寺所蔵の「紫宸殿本尊」が紫宸殿のための本尊であることの根拠が薄弱であることを述べました。


「紫宸殿本尊とは」


なんでそんなことを書いたかと言うと、この「紫宸殿本尊」については創価学会戸田城聖氏がきちんと教義的に発言しているんですね。
以下に戸田氏の発言を紹介してみます。


「その時に大聖人さまのご遺言があります。それは、かならず広宣流布する。その時に、天皇陛下が御本尊をいただきたいというに違いない。勅使を、かならず御本尊様のところに出すであろう。その時に、御本尊様がなかったならば困るであろうから予がしたためておく。そして、もし勅使がおみえになったならばこの御本尊様は、国家鎮護の御本尊様であるから、紫宸殿へかざるべし、これを紫宸殿御本尊と申しあげております。仏さまですから、もう広宣流布のできることをチャンとご承知で用意がある。
身延が広宣流布したとして、お前のところに紫宸殿御本尊があるであろうから、持ってまいれと、陛下からいわれたとして、身延は持っていけない。ましてや、このごろのかけだしの立正佼成会霊友会にあるわけがない。どこにその紫宸殿御本尊があられるか、富士大石寺のご宝蔵にげんぜんとしてあるのであります。」
戸田城聖・会長講演、仙台支部第8回総会、仙台市レジャーセンターにて、昭和29年10月9日、『大白蓮華』第105号所収、昭和35年2月)


つまり戸田城聖氏は広宣流布の際に天皇が入信する、その時に大石寺の「紫宸殿本尊」が天皇に献上されるという大石寺教義を信じていたことになります。
広宣流布」という語を、現在でも創価学会は普通に用いていますが、では過去に戸田会長が言っていた「紫宸殿本尊」に関しては今後「広宣流布」の時にはどうするのか、その辺の教義の説明も過去の総括も全くないのが、創価学会大石寺系教団の特徴であろうかと思います。