気楽に語ろう☆ 創価学会非活のブログ☆

創価学会の元非活メンバー(現在は退会済み)による語り

興亜聖業とは。

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いつもみなさん、ありがとうございます。



さて冒頭の画像は、2018年10月20日のブログ記事にて紹介した日本小学館発行の『小国民日本』昭和16年6月号の広告のページです。


※前回の記事はこちらをどうぞ。
戸田城聖氏の帝国海軍への賛辞」



冒頭画像に挙げた広告のページにおいて、戸田城聖(当時の名は戸田城外)氏が当時ベストセラーとなったと言われる『推理式指導算術』等、著作の紹介をしているのは、会社の設立者、また当該雑誌の主幹として自然なことかと思いますが、非常に気になったのはページ上部に書かれた一文です。
次のような一文が書かれています。



「さあ真剣に勉強して興亜聖業達成の大業を翼賛致しましょう!」

 

ここで書かれている「興亜聖業」とは、当時の日本で使われていた言葉で、日本が東アジア政策として掲げていた大東亜新秩序の建設事業のことを指します。


昭和16年6月と言えば、日中戦争の最中でしてちょうどこの頃に江北作戦、中原会戦も行われていた時期です。またこの昭和16年の12月に日本は大東亜戦争に入っていくことになります。


つまりこの一文は昭和16年6月当時、戸田城聖氏は日中戦争について、それが「興亜聖業」であることを認め、日中戦争そのものが東アジア新秩序建設の「聖業」であるという認識に立っていたことになります。


現在の多くの創価学会員の認識では戸田城聖氏は牧口氏とともに、15年戦争そのものに反対していた反戦平和主義者のように考えられていますが、少なくともこの広告の一文を読む限り、昭和16年6月当時、戸田城聖氏は日中戦争を「興亜聖業」として認め、「大東亜新秩序建設のために勉強をしよう」と子どもたちに少年誌で語りかけていたことになろうかと思います。