気楽に語ろう☆ 創価学会非活のブログ☆

創価学会の元非活メンバー(現在は退会済み)による語り

法華経に関係のない不動愛染・八幡天照。







いつもみなさん、ありがとうございます。



さて日蓮の本尊は法華経を根本とするものとされ、その虚空会の儀式を文字によって表した曼荼羅と考えられています。



ところが、よく考えてみると左右に梵字で配された不動明王梵字वं」「バン」本来、不動ではなく大日の種子)と愛染明王梵字हूं」「ウン」)は密教明王です。法華経には何の関係もありませんし、法華経に登場しない存在です。


また応神天皇と同一視される八幡大菩薩を本尊中に書くのは法華経と何の関係もないことですし、ましてや天照大神など法華経と何の関係もありません。


この点から考えて、私は日蓮の本尊がその本質において他宗を批判しつつも、その中に他宗の考え方を取り込んで摂取する「諸教の包摂性」があることをブログで以前書いたことがあります。


「他宗批判と諸教包摂ということ」


日蓮思想には法華経だけでなく、他の様々な思想の影響があることは多くの方が指摘されていることかと思います。そういったことを検証もせずに単に法華経の徒であるとすることは、日蓮思想を正しく認識したことにはならないと私は考えています。