気楽に語ろう☆ 創価学会非活のブログ☆

創価学会の非活メンバーによる語り

日蓮の空観への評価。








いつもみなさん、ありがとうございます。
さて私自身の疑問なのですが、日蓮本人は空思想に関してどのように考えているのでしょう。



法華経では薬草喩品や信解品等で、ナーガールジュナ以来の「空」思想が説かれています。
ところが日蓮の遺文を読むと、確かに智顗を評価しながらも、どこか空思想を低く評価するような部分が散見されるんですね。


「迦葉・阿難等は仏の滅後・二十年・四十年住寿し給いて正法をひろめ給いしは如来一代の肝心をこそ弘通し給いしか、而るに此の人人は但苦・空・無常・無我の法門を詮とし給いしに今・馬鳴・龍樹等かしこしといふとも迦葉・阿難等にはすぐべからず」
日蓮『報恩抄』創価学会版御書全集、326ページ)


法華経薬草喩品において、空観が説かれているのは周知のことですが、日蓮はこれらの空思想についてはあえて無視しているような印象を私などは抱きます。


私は薬草喩品の思想は再評価されるべきと考えていまして、そのことについてはブログで書いたこともあります。

「薬草喩品について」


『唱法華題目抄』や『観心本尊抄』から見れば、日蓮が天台智顗の一念三千や一心三観を高く評価していたことがわかるのですが、真蹟から見ればどこか日蓮は空観を語ることを避けている印象があります。


日蓮の再評価にあたって実はこの辺が重要で、日蓮本人が空観をどのように考えていたのかということを定立することで、一念三千説の再評価も変わってくると私は考えています。